第4節 インフルエンザのチェック〔流行に乗らないように〕 

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インフルエンザの症状チェックシート(以下の3つが揃うことがインフルエンザの特徴です

  • 周囲でインフルエンザが流行中
  • 急激な発症(前触れなく突然発症する)
  • 38度以上の高熱、悪寒

【補足】東洋医学と西洋医学

誰でも一度や二度ひいたことがあると思います。人によっては、何回もひいたり、一度ひいてしまえば、中々回復しないという方も多いと思います。かぜの多くは、種々のウイルスによって起こります。西洋医学では、かぜの際にみられる各種の症状に対し、それぞれの薬剤を対応させ、それらを組み合わせて治療するのが一般的でしょう。

しかし、発熱に対し鎮痛解熱剤という図式で治療することの是非がやっと論じられるようになりました。発熱は、免疫反応を高めるという体にとってはある意味で目的にかなった反応であることが理解されるようになっています。したがって、中途半端に解熱をはかることは病気を長引かせてしまうことにつながるといえましょう。

漢方では熱を下げるのではなく、むしろ熱を上げることにより、病気の期間を短縮しているように感じられます。そのため、治りぎわが楽だと思うのです。また西洋のかぜ薬を飲むと、胃腸をすぐ悪くする人も多いのですが、漢方治療では胃腸障害の発生は少なく、また胃腸虚弱者に向いた薬も用意されています。

患者さんとのおつき合いが長くなると、どのような症状の時には何々湯がよいということがわかってくる場合が多く、自分に合った薬を予備にとっておき、かぜのひきはじめに自分で対処することで、すぐ治ってしまうという方が多くなります。ただし、風邪の治療ができて一人前ともいわれるくらい、それぞれの患者さんの体質や病状を見きわめて、適切な処方を選ぶこ とは難しいものです。風邪の治療は医師の腕の見せどころといえます。ぴたっと合った時の感触は何ともいえません。

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