第8節 目の充血〔軽く考えずに対処〕 

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◆症状

目の充血には、結膜の炎症(結膜炎)による「結膜充血」と、ぶどう膜炎や急性緑内障などの眼球の中の病気による「強膜充血(毛様充血)」があります。

<結膜充血>

結膜充血は、鮮やかな赤色で、白目(眼球結膜)は周辺部が特に赤くなり、まぶたの裏(眼 瞼結膜)も充血します。

  • 結膜充血の場合は、目やにや涙を伴います。
  • 結膜充血の場合はそのまましていても治る場合もあります。

<強膜充血(毛様充血)>

強膜充血は、紫がかった赤色で、白目は黒目(角膜)の周りが赤く、まぶたの裏まで充血しないのが特徴です。 強膜充血の場合は涙は出ても目ヤニは出ません。強膜充血が見られたら眼科で詳しい検査をして原因を調べる必要があります。疲れ目が原因による充血が多いので、その場合は目薬などで無理に充血をとらずに目を休めることが効果的です。

毛様体、虹彩、脈絡膜とそれに隣接する組織を総称してブドウ膜といいますが、このブドウ膜が炎症を起こすブドウ膜炎による充血は、毛様充血の代表的な症例です。

◆目の充血の原因

  • 目を長時間酷使したことによる眼精疲労
  • ドライアイ
  • コンタクトレンズの間違った使用法
  • 目の病気(結膜炎など)

上記の目の充血の原因は、あくまでも原因の例として挙げたにすぎません。症状の現れ方は個人差があります。目の充血が長く続き一時的な目の充血でない場合は、病院で診てもらいましょう。

◆目の充血の予防

  • 定期的に目を休める。
  • 遠くを見たり、目を動かして目の緊張を和らげる。
  • 蒸しタオルで目のまわりを暖め血行をよくする。
  • 目の周囲をマッサージする。
  • コンタクトレンズを正しく利用する。

目の充血は症状であり、病気そのものではありません。目の充血は自己防御反応の現れともいえます。あまり充血の症状がひどい場合でなければ、まずはゆっくり睡眠をとるなど、目を休めることが一番です。ドライアイ、結膜炎、眼精疲労など、目の充血を引き起こす要因は、様々です。しかし体の防御機構を働かせるために充血という症状が出ている場合もあります。

目薬で、簡単に充血を解消することができますが、身体の防御反応として目の充血が起こっている場合、むやみに充血を取り除くことは逆効果かもしれません。また、目の充血が起きたからといって、過度の目薬はくれぐれも習慣化しないように気を付けて下さい。普段から眼や身体の血流をよくするよう食事に気をつけ、健康補助食品などを利用する。

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