第5節 ドライアイ〔涙腺からの涙液の不足〕 

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ドライアイとは、眼を保護する涙液が不足し、眼の表面が乾いてしまう症状の病気です。

◆ドライアイの症状

  • 目の乾き
  • 眼が疲れる(眼精疲労)
  • 眼が痛い
  • 目の充血
  • 目の痙攣
  • 10秒以上目が開けられない
  • 理由もなく涙が出る

ドライアイの症状がひどくなると角膜や結膜に障害が起こってきます。涙が足りないと、眼が乾いて傷つきやすい状態(ドライアイ)となり、ドライアイの症状が重症になると眼の表面に無数の傷がついている場合もあります。

<涙が少なくなる弊害>

  • 酸素や栄養分が角膜に十分に行き渡らない
  • 眼に入った異物が洗い出せない
  • 殺菌作用の低下、などの悪影響が出ます。

◆ドライアイの原因

<目の酷使>

  • VDT作業(PCでの作業)や読書、運転、携帯などで、目を長時間酷使する。
  • 涙の分泌量が減る。
  • まばたきの回数が減る。
  • ストレス

<乾燥>

部屋が乾燥していると、ドライアイになりやすくなります。乾燥した部屋では、涙が目の表面から気化してしまうため、ドライアイになりやすくなります。

<コンタクトレンズ>

ドライアイの人がコンタクトレンズを装用すると、悪影響が出やすくなります。また、ドライアイでない人でもコンタクトレンズを装用すると目が乾きやすくなります。

<その他>

  • 加齢(年齢とともに涙の分泌量は低下する)
  • アレルギー性結膜炎
  • 目が大きい
  • アイメイク
    まぶたの内側には、マイボーム腺という、目の表面の涙が蒸発しないための油が出る腺がある。目の潤いは、ここから出る油によって保たれているが、濃い化粧をするとマイボーム腺がふさがれ、油が分泌できなくなり、ドライアイという症 状が起こってくる。

◆ドライアイの治療

ドライアイの症状が軽い場合にはやがておさまることもあります。しかしドライアイの症状が酷かったり、いつまでも長びくような場合には、眼の表面が傷ついていることが考えられるため、眼科の受診治療をお薦めします。

眼科の医師とドライアイの治療方針について良く相談の上、治療をして下さい。ドライアイの治療法について納得がいかなかったら、他の眼科の医師に尋ねてみるのも一つの方法です。

◆ドライアイ対策・予防法

<目の休息>

  • 定期的に目を休める
  • 遠くを見たり、目を動かして目の緊張を和らげる
  • 蒸しタオルで目を暖め血行をよくする
  • 目の周囲をマッサージする
  • まばたきの回数を意識的に多くする
  • 睡眠不足など生活習慣の乱れを改善する

<目薬を利用>

ドライアイの症状がひどい場合には、ドライアイ専用目薬を利用する。(但し、過度の目薬はくれぐれも習慣化しないように気を付けて下さい。)

<部屋の湿度を保つ>

部屋の湿度が下がると、ドライアイになるリスクが高くなるので、加湿器などを利用して、部屋の湿度を保つようにする。

<コンタクトレンズを正しく利用>

コンタクトレンズを使用する際には、使用上の注意を守り、ドライアイの症状がひどい場合には、コンタクトレンズ専用目薬を利用してください。

<アイメイクに注意>

最近は、目を大きく見せるための「ぱっちりメーク」が流行っていますが、マイボーム腺が塞がれ、油が分泌できなくなることがあります。ドライアイにならないためにもメーク落としをしっかりと行なうことが重要です。

<食事・栄養に配慮>

目や身体の血流をよくするよう食事に気をつけ、健康補助食品(カシス・ルテイン・ブルーベリー)などを利用する。ドライアイにならないためにも、普段から目に優しい、つまり、あなた自身に優しい生活習慣をするようにしてください。

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