第6節 前立腺肥大症や過活動膀胱の不安〔疑問や不安へのQA例〕 

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◆過活動膀胱と前立腺肥大症とはどこが違うのでしょうか?

過活動膀胱は「突然に我慢出来ないような尿意(尿意切迫感)が起きる状態」のことです。この状態を引き起こす原因の一つが前立腺肥大症です。

高齢男性の過活動膀胱の原因として最も多いのが、この前立腺肥大症です。前立腺肥大症は前立腺が尿道を圧迫することによって尿のトラブルが起きる病気です。

◆トイレが近いのは歳のせいでしょうか?

トイレが近いのは、加齢によって膀胱の機能が衰えたのではありません。前立腺肥大症などの原因疾患により、過活動膀胱という病的状態になっている可能性があります。

その場合には、原因に合った治療をすれば歳をとった人でも多くの場合に症状を緩和できます。歳のせいと諦めずにぜひ、医師にご相談下さい。

◆病院を受診前に市販薬(排尿障害改善薬)を服用しても良いでしょうか?

「トイレが近い」と言う症状には原因が沢山あるので、原因に合った治療をすることが大切です。また、その症状が前立腺癌などの重大な病気によるものである可能性もあります。そのために、なるべく早く医師に相談して適切な診断と処置が必要でしょう。

◆日常生活で気を付けた方が良いことはありますか?

アルコールや刺激の強い食べ物を控え、寝る前の水分の摂り過ぎに注意しましょう。一方で便秘にならないように気を付けることも大切です。

適度な運動を心掛けて、クーラーなどで体(特に下半身)を冷やさないようにしましょう。おしっこを我慢し過ぎるのも良くありません。但し、これらは日常生活上での注意だけで、症状を総て改善できるわけではありません。先ずはトイレが近くて困っていたら、早目に医師に相談しましょう。

◆手術が必要になる事はありますか?

前立腺肥大症の無い過活動膀胱の治療で手術が必要になる事は、まずありません。でも薬で充分な効果が得られない場合には手術をする可能性もあります。

  • 頻繁にトイレに行く
  • 我慢できずに尿を漏らしたことがある
  • 急に尿意を催して我慢が難しいことがある
  • 夜に何度もトイレに行く
  • 残尿感がある
  • クシャミして漏らしたことがある
泌尿器科か内科に相談へ
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