第3節 赤い色なら要注意〔血尿?痛み?腎臓との関係〕 

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・赤は要注意

赤色やピンク色は尿に血液が混ざっているおそれがあります。血液が混じった尿は様々な病気が疑われますが、ほかにどんな症状があるかによって、その病態を推測できます。むくみや血圧上昇や腹部や背部痛や発熱がある場合は腎炎など、吐き気や腹痛や排尿痛や残尿感が伴う場合は尿路結石などが疑われます。 血液が混ざっている尿は、腫瘍の疑いもあるため、早期の受診が必要です。

◆血尿と腎臓の病気の関係・痛みがあるか?

血尿は、見た目で赤い色をする血尿と、見た目では分からず尿検査で分かる潜血尿があります。見た目で分かる血尿は、腎臓・尿路結石によるもの、ミオグロビン尿、ヘモグロビン尿、特発性腎出血があります。血尿は原因が、様々あるため血尿が出たら、すぐに病院で検査することをおすすめします。

<見た目で赤色の血尿>

・腎臓や尿路結石
腎臓や尿路結石は、血尿時に下腹部や側腹部の痛みがあり、赤色をした血尿がでることがあります。
尿路結石はシュウ酸カルシウムなどが尿管内に塊を作り、尿をせき止めてしまい尿路が詰まってしまうと、激痛が起きます。腎臓で結石ができると痛みなど自覚症状はなく、CTスキャンなどで発見されることが多いです。
尿路結石が大きくなり尿管を傷つけると、血が出て血尿がでます。結石で血尿が出た時でも腎臓などに疾患がないか確認しておくことが大事です。
・ミオグロビン尿
ミオグロビン尿は、激しい運動をした後や、事故などで筋肉が潰された時に、筋肉の痛みを伴って血尿が出ることです。筋肉にあるミオグロビンという物質が壊れて尿に混じるため、赤い尿になります。
・ヘモグロビン尿
ヘモグロビン尿は、薬物などの原因で血液中のヘモグロビンが溶け出して尿の中に混じり、赤くなる尿のことです。腎炎、発作性夜間ヘモグロビン尿症、発作性寒冷ヘモグロビン尿症などの病気が疑われます。

<白い尿が出たら?>

白い尿は、牛乳のような乳白色の液体が出ることがあります。白い尿の原因は、膀胱炎、尿路細菌感染、乳び尿があげられます。膀胱炎や尿路細菌感染では、細菌感染による白血球の影響で白色になります。

乳び尿は、腸から吸収したリンパ液(乳び)が腎臓に漏れ出してしまうことがあります。代表的なのはフィラリアという寄生虫によるものが多いです。

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