第1節 ロコモ度チェック〔進行していませんか?〕 

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「ロコモ度テスト」は、年代平均値(明らかな運動器疾患を持たない方の年代平均値)と比べ、現在の自分の移動能力を確認するためのテストです。それぞれのテストの結果が年代平均値に達していない場合、現在の状況が改善されないと、将来ロコモになる可能性が高いと考えられます。

1)ロコモ度テスト:立ち上がりテスト

このテストでは、片脚または両脚で、決まった高さから立ち上がり、脚力を測ります。台は40cm、30cm、20cm、10cmの4種類の高さで、両脚→片脚の順で40cmの台から順番に行います。

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※注意事項:
  • 無理をしないように注意しましょう。
  • テスト中に膝に痛みが起きそうなら中止して下さい。
  • 反動を付けると後方に店頭の怖れがあります。
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<判定方法>
判定結果が「各年代での立ち上がれる台の高さの目安およびそれより良い値」の場合は、年代相応の脚力を維持していると判定します。
<判定結果>
左右共に片足で立ち上れた一番低い台の高さを測定結果とします。40㎝台で片脚40㎝での測定値でも立ち上がれなかった場合、両脚で立ち上がれた一番低い台の高さを測定結果とします。

2)日本整形外科学会のチェックリスト

ロコモかどうか判断する為の基本的な7つのチェック項目を紹介します。

  • 片脚立ちで靴下が履けない
  • 家の中でつまずいたり滑ったりする
  • 階段を上るのに手摺りが必要である
  • 横断歩道を青信号で渡りきれない
  • 15分くらい続けて歩けない
  • 2kg程度(牛乳パック2個程度)の買い物で持ち帰りが困難
  • 家のやや重い仕事(掃除機の使用や布団の上げ下ろしなど)が困難

     この7つのチェックはテストではありません。

日常生活の中で自分が当てはまるかどうかが重要なのです。このチェックでは下表のように筋力的な問題はないか、運動器の影響からでている神経障害がないか、バランス感覚は鈍っていないかなどの測定をしています。

  • はバランス感覚
  • はつまずきに関わる下腿部の筋力や神経障害の有無
  • は太ももの前の筋力や膝関節疾患の有無
  • は歩行の速さ(体重移動の速さ)
  • は筋力や筋持久力、心肺機能や脊柱管狭窄症の有無
  • と⑦では身体全体の筋力

いかがでしょうか?当てはまるものはありませんか?この中の一つでも当てはまる場合は、ロコモの可能性があります。痛みが出ている部分があれば整形外科などの専門医にかかったり痛みが特にないのであれば筋力を向上させるエクササイズなどを行い、状態がひどくならないように気をつけなくてはいけません。

ロコチェックで1項目でも当てはまるものがあったら注意が必要です。ただ、ロコチエックは、ロコモティブシンドロームの重症度を測るチェックではありません。1つだから軽症とか4つ当てはまったから重症となるわけではありません。

いくつ当てはまっていても自立して歩くことができ日常生活に支障が無いようであれば軽症です。歩行に杖や歩行器などの補助具を必要とする場合には中等症、立ち上がるのに介助が必要であったり、一人で歩くのが困難であったりする場合には重症となります。

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