第5節 紫外線を理解する〔諸刃の刃の紫外線〕 

前ページ

<紫外線のメリット>

紫外線は骨の発育に大切なビタミンDを合成する働きがあります。このビタミンDが腸内でカルシウムを取り込むのです。また、朝の時間帯に日に当たると、メラトニンというホルモンの分泌が抑制されて、目覚めが良くなり人間の活動レベルが上がります。逆に、朝の陽の光を浴びない状態が続くと、体内時計が狂ってしまい、昼間に眠気や疲労感を感じます。

程よく日光を浴びることは人間活動にとって良い働きをします。ただし、浴び過ぎは健康に悪影響を与えることを忘れてはなりません。敢えて紫外線光線で日焼けするより、自然の太陽の下で日光浴を適度にやりましょう。

<紫外線をできるだけ防ぐ>

1)紫外線の強い時間帯を避ける
正午前後に最も強くなるので、この時間帯はなるべく室内で過ごすように心掛ける。
2)日陰を利用する
日差しが強いため並木道や建物などの日陰が涼しい。
3)日傘や帽子を利用する
紫外線を防御したり、遮熱効果の高い日傘を利用すればある程度快適に過ごせる。また麦藁帽子のようなツバの幅が広い帽子を被るのも効果的です。
4)衣服で肌を隠す
なるべく体を覆う部分が多くて、通気性や吸収性の良いものを選ぶ。
5)サングラスを掛ける
紫外線カットのサングラスやメガネも発売されています。適切に使用すれば、目への影響である白内障の予防、角膜や網膜への影響を少なくできます。
6)日焼け止めを使う
紫外線防止効果を高めるために、紫外線防止剤が配合された化粧品が増えました。これは、紫外線拡散剤と紫外線吸収剤の二つに分けられます。ただし、吸収剤にはアレルギー反応が強いので単に日焼け止めと思わずに、購入時に薬局に相談したが良いでしょう。

<日焼け止め効果表示:SPFとPA>

SPAは主にUVBを、PAはUVAを防ぐ指標です。普段の生活ではさほど数値の高くない、日焼け止めで十分です。紫外線の強い季節、長時間の屋外、スポーツをする場合などは、高い効果のあるものが良いでしょう。また、汗を沢山かいたり、水中に入る場合には耐水性が良いでしょう。

PH
前ページ