第51節 応用行法19<正座位>〔腰/股を調整〕 

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仰向け姿勢で左右の足の長さを比べて診て、1センチ以上の差(踵や親指の差)がある人は股関節や骨盤の歪みが大きくなっています。また、脚に掛かる体重の割合も左と右とで異なります。この足の長さを合わせるとバランスが取れて腰痛が治ります。

<運動の観察>

  • 相手の正座した姿勢の背後に座って動作を診ます。相手には、両手指を組んで後頭部に当て両脇を広げてもらいます。
  • 施術者は、太腿の内側を相手の背に沿わせて立ち、相手の両肘を抱え上げる様に持つ。
    その位置から左足を半歩だけ左に踏み出す。
  • 相手に腰を浮かさせて、ゆったりと左側に10~15センチばかり移動させて横座り姿勢の形にして腰を降ろさせます。施術者は両肘を軽く抱え上げる様に誘導して動きに協力する。
  • 座りづらく無いか、痛みや不快感が無いか確認して診ます。
  • 次には同様にして、右側へもずらして②~④を行います。
【正座位応用行法19】
被術者(患者さん)施術者(治療士)
  • 不快な方から快適な方へ移動しようと運動します。
  • 相手を不快を感じる方向に座らせておき相手の肘を上から抱える様にして、不快な方向に曲げられた脇腹に掌を当てる。
    相手が戻そうとする運動を軽く抵抗する
<1度目>
  • 1)被術者は息を深く吸い込みながら、快適な方向へ上半身を移動しようと力む。
  • 2)被術者は吸い込み終わっても暫く3秒ばかり我慢して息を止めておく。
  • 3)被術者は静かに息を吐き出しながら力んだままである。
  • 4)被術者は吐き切り終わっても暫く3秒ばかり我慢して息を止めておく。
<2度目>
  • 5)被術者は息を深く吸い込みながら力んでおく。
  • 6)被術者は吸い込み終わっても暫く3秒ばかり我慢して息を止めておく。
  • 7)被術者は静かに息を吐き出しながら力んだままである。
  • 8)被術者は吐き切り終わっても暫く3秒ばかり我慢して息を止めておく。
<3度目>
  • 9)被術者は息を深く吸い込みながら力んでおく。
  • 10)被術者は吸い込み終わっても暫く3秒ばかり我慢して息を止めておく。
<そして脱力>
  • 11)被術者は、一気に息を口から吐き出しながら、同時に全身を脱力する。
     脱力する際には、腹筋も背筋も瞬間的に力を抜いて下さい。
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