第46節 応用行法14<伏臥位>〔腰椎/胸椎/肋骨を調整〕 

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腰痛の原因は、内臓系(特に腎臓機能の低下)から来る場合が多いものです。原因が明確でない時は、股関節や骨盤の歪みが原因の場合も多いものです。また、横隔膜の歪みでも腰痛になることが知られています。

腰椎や肋骨に歪みが及んでいる場合は、その歪みを取り除かねば根治しません。特に、腎臓機能に大きな影響を与える肋骨11番と12番の周辺の筋肉の歪みは、早く取り除く必要があります。

<運動の観察>

  • 本人はうつ伏せで肘を曲げ、両掌を重ねた上に額を乗せて、背筋を伸ばします。
  • 相手の足側を跨いで両手の掌を外向きにし、腰椎の両側の筋肉に当て、左右交互に軽くジワッと圧迫して診ます。しなやかさの差、圧痛、不快感が無いか確認して下さい。
  • 次に両掌の位置をずらして肋骨11番12番に当て、左右交互に同様に確認して診ます。この肋骨部は、細心の注意を払います。
【伏臥位応用行法14】
被術者(患者さん)施術者(治療士)
  • 腰を快適な方向へ少し上げる運動を行います。胸式呼吸が効果大です。両掌を重ねて上に額を乗せておく。
  • 安定した姿勢を取り、不快感や圧痛を感じた所へ両掌を重ねて当て、相手の運動を軽く抵抗します。

この行法は、左右の足に行って下さい。

<1度目>
  • 1)被術者は息を深く吸い込みながら、腰を快適な方向へ上げようと力む。
  • 2)被術者は吸い込み終わっても暫く3秒ばかり我慢して息を止めておく。
  • 3)被術者は静かに息を吐き出しながら力んだままである。
  • 4)被術者は吐き切り終わっても暫く3秒ばかり我慢して息を止めておく。
<2度目>
  • 5)被術者は息を深く吸い込みながら力んでおく。
  • 6)被術者は吸い込み終わっても暫く3秒ばかり我慢して息を止めておく。
  • 7)被術者は静かに息を吐き出しながら力んだままである。
  • 8)被術者は吐き切り終わっても暫く3秒ばかり我慢して息を止めておく。
<3度目>
  • 9)被術者は息を深く吸い込みながら力んでおく。
  • 10)被術者は吸い込み終わっても暫く3秒ばかり我慢して息を止めておく。
<そして脱力>
  • 11)被術者は、一気に息を口から吐き出しながら、同時に全身を脱力する。
     脱力する際には、腹筋も背筋も瞬間的に力を抜いて下さい。

慢性腎炎など腎機能に異常のある人、左右どちらかの肋骨が盛り上がっている人、筋肉が固く萎縮している人、などは急がずに根気良く続けて下さい。

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