第39節 応用行法7<仰臥位>〔胸椎/肋骨7~10を調整〕 

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体の表面に異常があれば、内臓の機能に影響して異常を起こし(体表の内臓反射)その逆に内臓に異常があれば、体の表面に顕れる(内臓の体表反射)と言われています。

人間の肋骨は、老化と共に収縮して内臓を圧迫し緊張させたり、機能低下させたりします。その収縮も均一ではなく、人によって様々な歪み方をしているようです。

胃に影響する歪み、肝臓や胆嚢に影響する歪み、肺や心臓を圧迫する歪みなど、人それぞれの生活態度(呼吸、食生活、体の動き方、考え方)によって歪み方が違います。例えば、肝機能検査をした結果でGOTやGPTに異常があった場合には、肋骨8番と9番の右側の肋軟骨の周辺を軽く圧迫すると、殆どの人が痛みや不快感を感じます。

この行法で肋骨のバランスを整えます。肋骨7番から肋骨10番まで(肝臓、胆嚢、脾臓、胃を包む)をジワッと軽く圧迫して左右差を確認してみます。背中の凝りや肋間神経痛などは肋骨の歪みが原因している場合も多いので、左右のバランスを整えます。

<運動の観察>

  • 両掌を外側に向けて相手の肋骨7~10番に当てて、左右を軽く圧迫して不快感や違和感を確認します。掌の感触を確認して下さい。
【仰臥位応用行法7】
被術者(患者さん)施術者(治療士)
  • 腹の肋骨部で快適な方向を対象として動作する。ゆっくりと快適な方向へ腰部を回転して捩じろうとする。
  • 両掌を重ねて圧痛や不快感のある局所に当てる。胸を押さえて軽く抵抗する。
<1度目>
  • 1)被術者は息を深く吸い込みながら、腰を腹の方向へ捩じろうと力む。
  • 2)被術者は吸い込み終わっても暫く3秒ばかり我慢して息を止めておく。
  • 3)被術者は静かに息を吐き出しながら力んだままである。
  • 4)被術者は吐き切り終わっても暫く3秒ばかり我慢して息を止めておく。
<2度目>
  • 5)被術者は息を深く吸い込みながら力んでおく。
  • 6)被術者は吸い込み終わっても暫く3秒ばかり我慢して息を止めておく。
  • 7)被術者は静かに息を吐き出しながら力んだままである。
  • 8)被術者は吐き切り終わっても暫く3秒ばかり我慢して息を止めておく。
<3度目>
  • 9)被術者は息を深く吸い込みながら力んでおく。
  • 10)被術者は吸い込み終わっても暫く3秒ばかり我慢して息を止めておく。
<そして脱力>
  • 11)被術者は、一気に息を口から吐き出しながら、同時に全身を脱力する。
     脱力する際には、腹筋も背筋も瞬間的に力を抜いて下さい。
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