第37節 応用行法5<仰臥位>〔股関節/太腿を調整〕 

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太腿の緊張筋が1箇所だけでなく複数の圧痛がある場合には、掌の位置を変えて数回の行法をやる必要があります。また、暫く時間をおいて行法を数回実施すると効果が高まります。

<運動の観察>

  • 相手に立て膝させて脚を30センチ幅に開きます。相手の膝頭に手を当て軽く押さえて持ちゆっくりと誘導しながら左右に倒して、倒れる角度(床からの膝の位置)を観察し、痛みや不快感が無いか確認します。
  • 本人が倒しづらい側へ膝を軽く押さえて、その脚の膝から股までの間を、軽く圧迫して診して、最も痛みを感じる部分(最大圧痛点)を見つけて下さい。
【仰臥位応用行法5】
被術者(患者さん)施術者(治療士)
  • 痛みや不快感を感じない方向へ脚を戻そうと運動をする。
  • 片手で相手の膝に当て、もう一方の掌を相手の最大圧痛点の箇所に当てる。
  • その状態で相手が脚を上げて正面に戻そうとする運動を軽く抵抗する。
<1度目>
  • 1)被術者は息を深く吸い込みながら、脚を上げようと力む。
  • 2)被術者は吸い込み終わっても暫く3秒ばかり我慢して息を止めておく。
  • 3)被術者は静かに息を吐き出しながら力んだままである。
  • 4)被術者は吐き切り終わっても暫く3秒ばかり我慢して息を止めておく。
<2度目>
  • 5)被術者は息を深く吸い込みながら力んでおく。
  • 6)被術者は吸い込み終わっても暫く3秒ばかり我慢して息を止めておく。
  • 7)被術者は静かに息を吐き出しながら力んだままである。
  • 8)被術者は吐き切り終わっても暫く3秒ばかり我慢して息を止めておく。
<3度目>
  • 9)被術者は息を深く吸い込みながら力んでおく。
  • 10)被術者は吸い込み終わっても暫く3秒ばかり我慢して息を止めておく。
<そして脱力>
  • 11)被術者は、一気に息を口から吐き出しながら、同時に全身を脱力する。
     脱力する際には、腹筋も背筋も瞬間的に力を抜いて下さい。
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