第28節 基本行法25<正座位>〔肩を調整〕 

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左右の肩のバランスを整えると、首や肩の凝りが消えて、血圧も正常に戻ります。この行法は仰臥位でも正座位でも出来ます。立ち仕事、腕や肩を人一倍使う仕事、家庭の主婦など日常的に肩凝りが慢性化してしまう前に、この行法で治して下さい。

<運動の観察>

  • 相手に背筋を伸ばして両手を膝に置いて正座して貰います。施術者は、被術者の背後から両太股を背中両側に触れて立つ。被術者の両肩に軽く手を当てる。
  • 左肩を上げて右肩を下げさせる。この時に下げる右肩に少し力を入れて押して診て、痛みや不快感を確認する。
  • 次に、右肩を上げて左肩を下げさせる。この時に下げる左肩に少し力を入れて押して診て、痛みや不快感を確認する。
【正座位基本行法25】
被術者(患者さん)施術者(治療士)
  • 痛みや不快感を感じない側の肩を上に上げようとして力む。
  • 背後から両太股を背中両側に触れて立ち両肩に手を当て、元の姿勢に戻そうとする動作に対し軽く押さえて抵抗する。
<1度目>
  • 1)被術者は息を深く吸い込みながら、快適な側の肩を上に上げようと力む。
  • 2)被術者は吸い込み終わっても暫く3秒ばかり我慢して息を止めておく。
  • 3)被術者は静かに息を吐き出しながら力んだままである。
  • 4)被術者は吐き切り終わっても暫く3秒ばかり我慢して息を止めておく。
<2度目>
  • 5)被術者は息を深く吸い込みながら力んでおく。
  • 6)被術者は吸い込み終わっても暫く3秒ばかり我慢して息を止めておく。
  • 7)被術者は静かに息を吐き出しながら力んだままである。
  • 8)被術者は吐き切り終わっても暫く3秒ばかり我慢して息を止めておく。
<3度目>
  • 9)被術者は息を深く吸い込みながら力んでおく。
  • 10)被術者は吸い込み終わっても暫く3秒ばかり我慢して息を止めておく。
<そして脱力>
  • 11)被術者は、一気に息を口から吐き出しながら、同時に全身を脱力する。
     脱力する際には、腹筋も背筋も瞬間的に力を抜いて下さい。