第24節 基本行法21<正座位>〔腰/股を調整〕 

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寝ていると苦痛を感じないが、立ったり座ったりする時に痛くて我慢出来ない人や、腰痛、腰曲がり、背曲がりのある高齢者に対しての矯正方法を紹介します。

この方法は正座(正座が辛い人は椅座)で行います。

<運動の観察>

・相手に背筋を伸ばして両手を膝に置いて座って貰います。
  • 上体を前倒し~後倒し----->正座位基本行法21
・相手に背筋を伸ばして両手を首後ろに組んで座って貰います。

<運動の観察>

  • 相手に背筋を伸ばして両手を膝に置いて座って貰います。施術者は被術者の背後から観察する。
  • 上体をゆっくりと前倒しさせて、痛みや不快感を確認する。
  • 上体をゆっくりと後倒し(相手の背中に手を当てて上体を支える)させて、痛みや不快感を確認する。
【正座位基本行法21】
被術者(患者さん)施術者(治療士)
<前倒しが不快で、後倒しは快感の時>
上体を前倒しで痛みや不快感を感じる箇所まで倒し、元に戻そうと力む。
  • 片足膝を本人の背に当てて、両肩に両手を当てる。安定した姿勢で後側へ戻そうとする動作に対し両肩を押して抵抗する。
<前倒しは快感で、後倒しが不快の時>
上体を後倒しで痛みや不快感を感じる箇所まで倒し、元に戻そうと力む。
  • 両膝頭を相手の脇腹(背骨から5センチ外側に当てる。両肩に両手を当てる。前側へ戻す動作に対し肩を引っ張り抵抗する
<1度目>
  • 1)被術者は息を深く吸い込みながら、元に戻そうとして力む。
  • 2)被術者は吸い込み終わっても暫く3秒ばかり我慢して息を止めておく。
  • 3)被術者は静かに息を吐き出しながら力んだままである。
  • 4)被術者は吐き切り終わっても暫く3秒ばかり我慢して息を止めておく。
<2度目>
  • 5)被術者は息を深く吸い込みながら力んでおく。
  • 6)被術者は吸い込み終わっても暫く3秒ばかり我慢して息を止めておく。
  • 7)被術者は静かに息を吐き出しながら力んだままである。
  • 8)被術者は吐き切り終わっても暫く3秒ばかり我慢して息を止めておく。
<3度目>
  • 9)被術者は息を深く吸い込みながら力んでおく。
  • 10)被術者は吸い込み終わっても暫く3秒ばかり我慢して息を止めておく。
<そして脱力>
  • 11)被術者は、一気に息を口から吐き出しながら、同時に全身を脱力する。
     脱力する際には、腹筋も背筋も瞬間的に力を抜いて下さい。
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