第19節 基本行法16<伏臥位>〔足関節を調整〕 

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左右の足の関節に歪みがあれば、それが原因で膝や股の関節さらに骨盤までも歪みが進行して、肩凝りや首凝りまで引き起こす場合があります。ここでは仰向け姿勢でつかめなかった歪みを、うつ伏せ姿勢で見つける方法を説明します。特に、足の歪みはうつ伏せ(伏臥位)の方が整え易いものです。

<運動の観察>

  • 相手に伏臥位状態で両手を重ねた上に額を乗せて、片膝をほぼ直角に曲げて立てて貰います。相手の立てた足首(踵)を片手で持ち、反対の手で爪先をを持ち、ゆっくりと足を水平に内と外とに捩じる。
  • 内側と外側との捩じりで、どちら側に捩じった時が快適か本人に尋ねながら確認する。
  • この方法で左右の足を確認して下さい。

<ポイント>

分かり難い時には、両足を一緒に揃えてから捩じってみれば、不快な方の足が分かる場合があります。

【伏臥位基本行法16】
被術者(患者さん)施術者(治療士)
  • 施術者の足首の捩じりに対して、不快感や痛みを答え、治療では不快感を感じる寸前の箇所まで捩じってから、快適な方向を選んでもらう。
  • あらかじめ、痛みや不快感のある寸前まで爪先を捩じって、そこで留める。
  • 次は快適な方向へ相手が捩じろうとする運動を抵抗する。
<1度目>
  • 1)被術者は息を深く吸い込みながら痛みや不快感を感じる箇所で留め、
     次に快適な方向へ廻そうと力む。
  • 2)被術者は吸い込み終わっても暫く3秒ばかり我慢して息を止めておく。
  • 3)被術者は静かに息を吐き出しながら力んだままである。
  • 4)被術者は吐き切り終わっても暫く3秒ばかり我慢して息を止めておく。
<2度目>
  • 5)被術者は息を深く吸い込みながら力んでおく。
  • 6)被術者は吸い込み終わっても暫く3秒ばかり我慢して息を止めておく。
  • 7)被術者は静かに息を吐き出しながら力んだままである。
  • 8)被術者は吐き切り終わっても暫く3秒ばかり我慢して息を止めておく。
<3度目>
  • 9)被術者は息を深く吸い込みながら力んでおく。
  • 10)被術者は吸い込み終わっても暫く3秒ばかり我慢して息を止めておく。
<そして脱力>
  • 11)被術者は、一気に息を口から吐き出しながら、同時に全身を脱力する。
     なお、施術者も同時に合わせて邪魔していた抵抗を一気に解放して脱力する。
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