第16節 基本行法13<仰臥位>〔腕/肘/肩を調整〕 

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<運動の観察>

  • 相手には手掌を上向きか下向きかのやりやすい方に向けさせて、横に左腕を伸ばさせ、右腕を縮める様にさせる。
  • 次に、右腕を伸ばさせ、左腕を縮める様にさせる。
  • この様にして相手に尋ねながら、伸ばすのと縮めるのと、どちら側が痛みや不快感を強く感じるか確認する。
  • 左右いずれも伸ばしづらい人、片方だけ伸ばしづらく、もう一方は伸ばしやすい人、など様々です。一番不快な動きから順番に行法で整えてゆきます。(例えば、左腕伸ばしが最も不快で、縮めるのが快適な場合には、左腕を縮める運動からはじめます。)
【仰臥位基本行法13】
被術者(患者さん)施術者(治療士)
例:右腕伸ばしが快適な場合の例
  • 右腕を伸ばして指3本を握って貰い、快適な運動をしようと力む。
  • 相手の三本の指を軽く握って、肘を手で掴む。腕を快適な方向の運動(伸ばし、縮め)をして貰う。
<1度目>
  • 1)被術者は息を深く吸い込みながら快適な方向へ運動しようとして力む。
  • 2)被術者は吸い込み終わっても暫く3秒ばかり我慢して息を止めておく。
  • 3)被術者は静かに息を吐き出しながら力んだままである。
  • 4)被術者は吐き切り終わっても暫く3秒ばかり我慢して息を止めておく。
<2度目>
  • 5)被術者は息を深く吸い込みながら運動しようとして力む。
  • 6)被術者は吸い込み終わっても暫く3秒ばかり我慢して息を止めておく。
  • 7)被術者は静かに息を吐き出しながら力んだままである。
  • 8)被術者は吐き切り終わっても暫く3秒ばかり我慢して息を止めておく。
<3度目>
  • 9)被術者は息を深く吸い込みながら運動しようとして力む。
  • 10)被術者は吸い込み終わっても暫く3秒ばかり我慢して息を止めておく。
<そして脱力>
  • 11)被術者は、一気に息を口から吐き出しながら、同時に全身を脱力する。
     なお、施術者も同時に合わせて邪魔していた抵抗を一気に解放して脱力する。