第15節 基本行法12<仰臥位>〔腕/肘/肩を調整〕 

前ページ 次ページ

手が痺れる、冷える、腕や肘が痛い、肩がコルなどの症状は、なかなか治り難いものです。時には痛みを取るためにブロック注射をして後遺症に悩む場合もあります。体の歪みを取り去ってバランスを整えることで治す方法を紹介します。痛みが慢性化したりリウマチや腱鞘炎も根気よく続ければ治すことが出来ます。

<運動の観察>

  • 相手の左腕を横に伸ばさせる。左手で相手の左手の肘を支え、右手で上から左手の指3本(人指し指、中指、薬指の3本)を軽く握る。
  • ゆっくりと右手で相手の左腕を外捩じり(外旋)して痛みや不快感を確認する。
  • 次に、相手の手を下向きにして下から左手の指3本を軽く握る。
  • ゆっくりと右手で相手の左腕を内捩じり(内旋)して痛みや不快感を確認する。
  • この様にして相手に尋ねながら外捩じりと内捩じりとで痛みや不快感を確認したら、
    同様の方法で相手の右腕も確認して診る。
  • 慢性的な症状、特にリウマチなどは内も外もどちらに捩じっても痛む場合があるので、丁寧に動かして診て痛み無く動かせる範囲が少しでもあればその範囲内で行法を行って下さい。
【仰臥位基本行法12】
被術者(患者さん)施術者(治療士)
  • 横に腕を伸ばして、快適な方向に捩じる行法を受ける。
  • 手の三本の指を軽く握って、はじめは痛みや不快感がある側へ軽く捩じる。
<1度目>
  • 1)被術者は息を深く吸い込みながら快適な方向へ捩じろうとして力む。
  • 2)被術者は吸い込み終わっても暫く3秒ばかり我慢して息を止めておく。
  • 3)被術者は静かに息を吐き出しながら力んだままである。
  • 4)被術者は吐き切り終わっても暫く3秒ばかり我慢して息を止めておく。
<2度目>
  • 5)被術者は息を深く吸い込みながら腕を捩じり力んでおく。
  • 6)被術者は吸い込み終わっても暫く3秒ばかり我慢して息を止めておく。
  • 7)被術者は静かに息を吐き出しながら力んだままである。
  • 8)被術者は吐き切り終わっても暫く3秒ばかり我慢して息を止めておく。
<3度目>
  • 9)被術者は息を深く吸い込みながら腕を捩じり力んでおく。
  • 10)被術者は吸い込み終わっても暫く3秒ばかり我慢して息を止めておく。
<そして脱力>
  • 11)被術者は、一気に息を口から吐き出しながら、同時に全身を脱力する。
     なお、施術者も同時に合わせて邪魔していた抵抗を一気に解放して脱力する。