第12節 基本行法9<仰臥位>〔腰/股関節/太腿を調整〕 

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腰関節や股関節の不調を確認する方法の一つとして、仰向け姿勢の状態で相手の足先を持って、脚を交互に持ち上げて診る方法があります。

角度15度で痛がる時には骨盤部、角度45度で痛がる時には腰椎間盤などの異常を診れます。

<運動の観察>

  • 相手の左足首を押さえ、相手に右足を上へ上げさせる。
  • 次に、右足首を押さえ、相手に左足を上へ上げさせる。
  • どちら側の足が上がりやすいかを相手に尋ねながら確認する。

脚は左右どちらも伸ばしづらくないのが正常な機能です。上げづらいのは脚、股、腰などに筋肉の緊張や収縮があるからです。快感か不快感かがはっきりしない場合には、相手の片足づつを持って上げて診て下さい。

【仰臥位基本行法9】
被術者(患者さん)施術者(治療士)
  • この行法では、不快感のある側を対象とします。上げづらい側の脚を40~50センチばかり上げて下さい。
  • 脚を下げようとする運動をします。
  • 片膝を立てて相手の脚を両手で持つ。相手が脚を下げようとするので、両手で支えて抵抗する。
<1度目>
  • 1)被術者は息を深く吸い込みながら脚を下へ降ろそうと力む。
  • 2)被術者は吸い込み終わっても暫く3秒ばかり我慢して息を止めておく。
  • 3)被術者は静かに息を吐き出しながら力んだままである。
  • 4)被術者は吐き切り終わっても暫く3秒ばかり我慢して息を止めておく。
<2度目>
  • 5)被術者は息を深く吸い込みながらも力んでおく。
  • 6)被術者は吸い込み終わっても暫く3秒ばかり我慢して息を止めておく。
  • 7)被術者は静かに息を吐き出しながら力んだままである。
  • 8)被術者は吐き切り終わっても暫く3秒ばかり我慢して息を止めておく。
<3度目>
  • 9)被術者は息を深く吸い込みながらも力んでおく。
  • 10)被術者は吸い込み終わっても暫く3秒ばかり我慢して息を止めておく。
<そして脱力>
  • 11)被術者は、一気に息を口から吐き出しながら、同時に全身を脱力する。
     なお、施術者も同時に合わせて邪魔していた抵抗を一気に解放して脱力する。

なお、被術者が脚を上げる運動も痛がる時には個人差がありますので低い位置で行うこと。