第11節 基本行法8<仰臥位>〔腰/股関節/太腿を調整〕 

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腰や股の関節は体重を支える重要な基盤となる部分です。ここがアンバランスになると、下半身の歪みが進行するばかりでなく、上半身の歪みも起こり、頭痛、目、鼻の症状、肩凝り、肘の痛み、脚の症状など殆どの症状が発生する原因ともなります。

<運動の観察>

  • 相手の両膝をくっつけ立て膝して貰い、両膝を軽く持つ。
  • 相手に両膝をゆっくり左側へ倒し、次に右側へ倒す。
    ここでどちら側が倒しやすいか、左右の感覚を尋ねながら確認する。

いずれの側に倒すのが快適か、痛みやひきつれ感があって不快なのは左側と右側とどちらかを相手に尋ねて確認して下さい。

脚は左右どちらも倒しづらくないのが正常な機能です。倒しづらいのは脚、股、腰などに筋肉の緊張や収縮があるからです。快感か不快感かがはっきりしない場合には、少し力を入れて倒した時に押さえて診て下さい。

【仰臥位基本行法8】
被術者(患者さん)施術者(治療士)
  • 倒しやすい側へ両膝を倒そうとする。
  • 両膝で相手の両足首を鋏み、相手の両膝を持って、倒しやすい側と逆方向へ押さえて抵抗する。
<1度目>
  • 1)被術者は息を深く吸い込みながら膝を倒しやすい側へ倒そうと力む。
  • 2)被術者は吸い込み終わっても暫く3秒ばかり我慢して息を止めておく。
  • 3)被術者は静かに息を吐き出しながら力んだままである。
  • 4)被術者は吐き切り終わっても暫く3秒ばかり我慢して息を止めておく。
<2度目>
  • 5)被術者は息を深く吸い込みながらも力んでおく。
  • 6)被術者は吸い込み終わっても暫く3秒ばかり我慢して息を止めておく。
  • 7)被術者は静かに息を吐き出しながら力んだままである。
  • 8)被術者は吐き切り終わっても暫く3秒ばかり我慢して息を止めておく。
<3度目>
  • 9)被術者は息を深く吸い込みながらも力んでおく。
  • 10)被術者は吸い込み終わっても暫く3秒ばかり我慢して息を止めておく。
<そして脱力>
  • 11)被術者は、一気に息を口から吐き出しながら、同時に全身を脱力する。
     なお、施術者も同時に合わせて邪魔していた抵抗を一気に解放して脱力する。
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