第10節 基本行法7<仰臥位>〔腰/股関節/太腿を調整〕 

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一つの動きで、脚、股関節、腰のバランスを整える方法として寝たままでも出来る方法を紹介します。膝伸ばし(膝の伸展)と脚縮め(膝の収縮)の動きを観察します。

<運動の観察>

  • 相手の足底の土踏まず部分に親指の腹を当て、軽く押す。
  • 相手に左脚をゆっくり伸ばさせ、右脚をゆっくり縮めさせ、伸ばしやすいか、伸ばしづらいかを尋ねながら確認する。
  • 次に右脚をすっと伸ばさせ、左脚を縮めさせて、同様に伸ばしやすいか、伸ばしづらいか、を尋ねながら確認する。

左脚と右脚といずれの脚を伸ばすのが快適か、痛みやひきつれ感があって不快なのは、どちらかを相手に尋ねて確認して下さい。

脚は左右どちらも伸ばしづらくないのが正常な機能です。伸ばしづらいのは脚、股、腰などに筋肉の緊張や収縮があるからです。快感か不快感かがはっきりしない場合には、足底の土踏まず部分に当てる親指の力を強く押して診て下さい。

【仰臥位基本行法7】
被術者(患者さん)施術者(治療士)
  • 伸ばしやすい方の脚の足首を伸ばし、伸ばしづらい脚の足首を縮める。
  • 両肘を付いて両足首を掴み、両足の土踏まず部分に親指の腹を軽く押し当てる。
  • 伸びる側に当てた指で抵抗する。縮める側に当てた指は少し押しつける。
  • ゆっくり息を吐きながら快適な方の脚の爪先を押し出す様に伸ばす。片方の脚の爪先は縮める。
<1度目>
  • 1)被術者は息を深く吸い込みながら足先を伸ばす(もう一方は縮める)。
  • 2)被術者は吸い込み終わっても暫く3秒ばかり我慢して息を止めておく。
  • 3)被術者は静かに息を吐き出しながら力んだままである。
  • 4)被術者は吐き切り終わっても暫く3秒ばかり我慢して息を止めておく。
<2度目>
  • 5)被術者は息を深く吸い込みながらも力んでおく。
  • 6)被術者は吸い込み終わっても暫く3秒ばかり我慢して息を止めておく。
  • 7)被術者は静かに息を吐き出しながら力んだままである。
  • 8)被術者は吐き切り終わっても暫く3秒ばかり我慢して息を止めておく。
<3度目>
  • 9)被術者は息を深く吸い込みながらも力んでおく。
  • 10)被術者は吸い込み終わっても暫く3秒ばかり我慢して息を止めておく。
<そして脱力>
  • 11)被術者は、一気に息を口から吐き出しながら、同時に全身を脱力する。
      なお、施術者も同時に合わせて邪魔していた抵抗を一気に解放して脱力する。