第9節 基本行法6<仰臥位>〔股/太腿を調整〕 

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太腿の内側や外側を指で触って診ると、痛がったり、不快を感じる人がいます。これは太腿の筋肉が異常に緊張しているためで、運動に過不足の有る人、美食や過食の人に多い様です。内側は肝臓や腎臓や脾臓に、外側は胆嚢に影響が見られます。

これを放っておくと内臓間の協調が崩れて、眼が疲れやすく、精力が低下し、気持ちも落ちつかずイライラしがちになります。この緊張した太腿の筋肉を緩めます。また、この方法は、腰痛に対しても効果がありますので、腰痛の場合にも実施して下さい。

【仰臥位基本行法6】※膝を閉じたい運動を阻止する
被術者(患者さん)施術者(治療士)
  • 70~80度の角度で膝を曲げて立てる。少しだけ膝を開いた状態で待ち、内側へ閉じる様に運動する。
  • 相手の脚を跨いで挟み、太腿の外側を膝上から腰の骨の下まで軽く押して診る。痛みや不快感が無いか、固くなっていないかを十分に確かめる。
  • 異常なまでにくすぐったがる人がいますが、これも別の方法で治して下さい。
  • 座って相手の両足首を膝で挟み、相手の膝内側を両手で外側へ押さえ抵抗する。
<1度目>
  • 1)被術者は息を深く吸い込みながら両膝を閉じようと力む。
  • 2)被術者は吸い込み終わっても暫く3秒ばかり我慢して息を止めておく。
  • 3)被術者は静かに息を吐き出しながら力んだままである。
  • 4)被術者は吐き切り終わっても暫く3秒ばかり我慢して息を止めておく。
<2度目>
  • 5)被術者は息を深く吸い込みながら両膝を閉じようと力んでおく。
  • 6)被術者は吸い込み終わっても暫く3秒ばかり我慢して息を止めておく。
  • 7)被術者は静かに息を吐き出しながら力んだままである。
  • 8)被術者は吐き切り終わっても暫く3秒ばかり我慢して息を止めておく。
<3度目>
  • 9)被術者は息を深く吸い込みながら両膝を閉じようと力んでおく。
  • 10)被術者は吸い込み終わっても暫く3秒ばかり我慢して息を止めておく。
<そして脱力>
  • 11)被術者は、一気に息を口から吐き出しながら、同時に全身を脱力する。
      なお、施術者も同時に合わせて邪魔していた抵抗を一気に解放して脱力する。

抵抗する位置は本人が一番気持ち良いと感じる膝の高さで行って下さい。