第7節 基本行法4<仰臥位>〔膝関節を調整〕 

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膝裏の痛み(膝窩痛)を見つけて、この膝窩痛を取り去る方法です。この膝窩痛は、ほとんどの人に見受けられます。膝裏の真ん中から内側寄りに多く、人指し指か中指で触れるとグリグリ固まった部位が見つかります。

人によって痛みの大小は異なりますが、その部位を圧迫すると飛び上がらんばかりに痛がる人が多い様です。膝窩痛の探し方は:

  • 相手の両手を胸か腹の上に置かせます。
  • 膝を70~80度ぐらい曲げさせて膝を高くします。
  • 相手の膝裏に両手指を外側から差し入れ膝裏の緊張した筋を軽くほぐす。
  • その箇所を軽く押して、横に弾く様にして膝窩痛箇所を探します。

※触って診る時には、相手に苦痛を味わわせて判らせるのでは無く、痛みが有るという事を理解させる程度にとどめておく。

【仰臥位基本行法4】
被術者(患者さん)施術者(治療士)
  • 両足ともに膝窩痛が有る場合は、踵をお尻に出来る限り近づけて、立て膝して両足首を揃えておく。
  • 両足ともに膝窩痛が有る場合は、両手を相手の足甲にピッタリ重ねて当てる。
  • 片足のみに膝窩痛が有る場合は、痛い方の踵をお尻に出来る限り近づけて、立て膝する。 
  • 片足のみに膝窩痛が有る場合は、片手を相手の膝に、別の手を足の甲に当てる。
<1度目>
  • 1)被術者は息を深く吸い込みながら踵を軸にして足甲を5~6センチ上げる。
  • 2)被術者は吸い込み終わっても暫く3秒ばかり我慢して息を止めておく。
  • 3)被術者は静かに息を吐き出しながら力んだままである。
  • 4)被術者は吐き切り終わっても暫く3秒ばかり我慢して息を止めておく。
<2度目>
  • 5)被術者は息を深く吸い込みながら足甲を上げて力んでおく。
  • 6)被術者は吸い込み終わっても暫く3秒ばかり我慢して息を止めておく。
  • 7)被術者は静かに息を吐き出しながら力んだままである。
  • 8)被術者は吐き切り終わっても暫く3秒ばかり我慢して息を止めておく。
<3度目>
  • 9)被術者は息を深く吸い込みながら足甲を上げて力んでおく。
  • 10)被術者は吸い込み終わっても暫く3秒ばかり我慢して息を止めておく。
<そして脱力>
  • 11)被術者は、一気に息を口から吐き出しながら、同時に全身を脱力する。
      なお、施術者も同時に合わせて邪魔していた抵抗を一気に解放して脱力する。