第38節 痔の予防と治療〔秘伝「叩打法」の痔治療〕 

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痔は、肛門とその周辺部の血液の流れが悪くなり、鬱血状態を起こして邪気が溜まった病です。鬱血になりやすい状態(長時間の椅子生活、慢性便秘、運動不足、睡眠不足、妊娠、等)での人の病です。

痔の予防及び治療には、先ず肛門部分に鬱血しないように気をつけることが大事ですから、肛門への長時間の圧迫、冷え、便秘などは禁物です。また、アルコールや刺激物(キムチ等)の摂り過ぎも、粘膜に鬱血を生じ易いのです。

日常生活に注意するのが肝要ですが、臀部への気血の流れを活発にして、肛門周辺の鬱血を取り除く行法について説明します。

【一人でできる予防と治療法】
術の手順被術者(患者さん)施術者(治療士)
準備姿勢
  • 両足を肩幅よりもやや開き気味に立つ
治療法
  • 片方の手の小指と薬指との腹を尻の割れ目に当て、バイブレーションする要領で上下に激しく手を動かしてこする
  • 続けてもう一方の手で同じ動作をする
  ※左右の手で交互に1分間づつ5回行う。

僅か10分の行法であり、これを1日に2~3回行う。(特に、トイレで排便の後は必ず実施すること)


この動作で、軽い出血ならば即座に止まり、キレ痔やイボ痔の段階であれば、約1週間で効果が現れ、1ケ月もすると完治します。

【秘伝「叩打法」は、技の習得者が実施する事】
術の手順被術者(患者さん)施術者(治療士)
準備姿勢
  • 正座して背筋を伸ばす。
※相手が中耳炎や高血圧や微熱の何れかに該当すれば絶対に術を禁止!
治療法
  • 手拭いで頭全体をほおかむりして両手で手拭いの端を強く握る。
  ※叩打法の力加減は、生卵を割らない程度の握りと打ち方です。
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