第37節 肥満と便秘の治療法〔按腹の術を使用する方法〕 

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肥満の根本原因は何か。脂肪が溜まるから?運動不足だから?過食だから?太る体質だから?遺伝だから仕方ない、など々の理由を唱える人々がいますが、それらは全て結果論である。同じ食物を食べても太る人と太らない人がいます。

肥満の根本原因は、『食べた量に比例して排出していない』からである。それを知らずに、減食ダィエットして食べたい物も我慢したり、過度の運動をしてみたり、サウナ風呂で苦しんだり、とにかく無理な努力をしても、中々効果も上がらずに諦める人が多い。

仮に、食べたい物を好きなだけ食べて、しかも太らない!と言う方法があったら?

それが台湾龍門派導引術の一つである『按腹術』です。何故に太る人がいるのか?それは胃や腸が老化している為に他なりません。男性の夏の姿(背広を着ないでシャツ姿)でお腹がダブダブに張り出してベルトも見えないメタボリックの太り方は見ていても重そうです。

江戸時代の蘭医学者で「腑分け」を行い「解体新書」を著した杉田玄白は、人の胃袋を〔牛の角形〕が正しいとしております。本来、中国医学では〔瓢箪の形〕となっていた医学書に対して、蘭医学書の〔牛の角形〕の方に軍配を上げたことになります。

ところが、杉田玄白が腑分けした研体は60歳過ぎの老婆だったのです。現在、健康な人の胃袋の形は〔瓢箪の形〕とされております。特に、乳幼児は〔瓢箪の形〕をしており食べ過ぎたら、その分だけ排出いたします。

胃袋も腸も老化した成人は、食べても適量が分からず過食したり、食べただけ排出できなくなっているのです。特に、腸の老化現象が『肥満』や『便秘』となって顕在化してきます。この『按腹術』を行うことで何が起きるのか?

まず、数メートルに及ぶ「小腸」の壁に『宿便』と称される老化物がこびりついています。こんな腸は本来の消化と吸収の機能を忘れており、この腸壁に付着した『宿便』を剥がす必要があります。十数年あるいは何十年間に及んで蓄積された老化物を剥がして、腸の本来の機能に若返らせる術が『按腹術』です。この宿便が酷い場合には、金槌で叩いても割れない程の石化現象になって、開腹手術する場合もあります。

事例)50代の主婦。便秘気味。身長 155㎝。体重77㎏。に対して術を実施し、30分もするとトイレに駆け込む。「3年分ぐらいの便秘が治りました!」と報告あり。1ケ月もすると65㎏になり、現在も実施している。目標は55㎏まで減量を続けて、洋服タンスの肥やしとなっている9号サイズの洋服を着ること。


この方法によれば、食べたい物を好きなだけ食べて、しかも太らない!


再び昔の洋服が着れるのです。勿論、肥満解消となりますから、動悸や息切れの解消ともなり心臓病などの予防にも役立つのです。若さも戻ります。無理な食事療法も必要ありませんから、好きな物を食べたいだけ食べれます。

それでは能書きはこれぐらいにして早速、台湾龍門派導引術の一つである『按腹術』を紹介しましょう。尚、便秘がちの人は「人指し指の付け根」をいつも揉むと良い。

【按腹術:驚異の宿便取りとダイエット効果】
術の手順被術者(患者さん)施術者(治療士)
準備姿勢 仰向けに寝て、両手両足を身体に沿って伸ばし、静かに深呼吸して黙想する。 相手の緊張感が無く、精神状態が安定するまで待つ。
両手をこする 両手の平をお腹の上で強く擦る。手の平が熱くなった時点で、お腹を右から左の方向に(時計巻きの順)力強くグルグルと36回マッサージを行う。
出来れば衣類を着けてないが良い。
胃袋から臍を通り、左から右の方向に回転しつつ押し込む気持ちで指圧する。
押し込む:息を吐く時に合わせて行う。
腹を持上げる 両膝を立てて踵がお尻にくっつく姿勢をとり、両手は左右に併行に伸ばす。
深呼吸して息を止め、息を吐きつつお腹を上に向かってブリッジ姿勢をとる。
相手の両足を固定してズレないようにする。
息を吐き切る 残った息を、腹の底から精一杯に、強く勢いよく、音を立てて吐き出す。
(最も大事な呼吸法である。)
腹を元へ戻す ゆっくりと息を吸いながら、元の姿勢にもどして行く。
(なるべく、ゆっくりと息を吸う)
目を閉じリラックスさせる
九点指圧法〔宿便剥離〕
  • 中心線右へ中指の長さだけ離し
  • 胃袋~臍~下腹部に至る中心線
  • 中心線左へ中指の長さだけ離し上から下へこの合計九カ所を、指数本を突き立てて、各々三か所を指圧する。
    これを繰り返す。
呼吸法は腹式呼吸!
『吸う』:鼻からゆっくりと吸い、その後は静止したまま指で腹を押す。指を離す時にゆっくりと口から息を吐く。最後に吐き切ってそして一旦、静止する。
  ※黄色の背景の部分の動作を3回繰り返すこと。

注意する事:

  • 九点指圧法の途中で便意を催した場合には、すぐにトイレへ直行。
  • 九点指圧法の途中で腹痛を感じたら、両手を擦って熱くなった手を直ぐに当てる。
  • 術後の約一週間は下痢症状が続く場合が多い。
    その後は普通に戻るが術は毎日実施する。
  • 痩せ始めにお腹の皮がたるむ。その内に再び、張りが戻るから心配は無用です。

その他

普通に食事をし、好きなものを好きなだけ食べて良い。但し、術は毎日実施して消化器系内臓の若返りを図り健康になること。ところが時として副作用(オナラ)に悩まされる場合がある。その時には、様式トイレの中で:

  • 体重を右足に掛けて上体を右に傾けたまま①を実施して、
  • 体重を左足に掛けて上体を左に傾けたまま③を実施する。

この方法でガスを排出することが出来る。さもなければ、別途方法を伝授する。

内臓疾患または過去に盲腸などの消化器系を手術していたら絶対に術を掛けてはならない。また、この術を妄りに公開したり、伝授することは戒めて欲しい。