第20節 動悸や息切れの治療〔導引術の「服気法」とは〕 

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医学的には、動悸と息切れとを別にして考えます。動悸は心臓系で、息切れは肺臓系です。しかし、心臓と肺臓とは、心肺器官として密接な関係があります。

ここでは、導引術で「服気法」と呼ばれる行法を説明します。

【服気法は一人で出来る】
術の手順被術者(患者さん)施術者(治療士)
準備姿勢
  • 両足を伸ばして、左枕の状態で寝る。左手は親指を中に軽く握り、右手は臍  に当て、ゆっくり息を吐く。
治療法
  • 口を閉じて鼻からゆっくりと息を吸いながら、下になった左足を静かに曲げて引き上げる。
  • 苦しくなる一歩手前で、引き上げた左足を元に戻しながら息をゆっくり吐く。

この動作を、心臓が苦しい時や気分が悪くなった時に随時おこなうと良い。但し、この方法で不快感が消えて気分が良くなったからと言って、すぐに急な動きをしないで下さい。

【息切れ(肺)を自分で早く治す方法】

階段を急いで昇ったりすると息切れがしませんか。この息切れを整える方法としては

  • 両手を真っ直ぐに指を広げて前に伸ばします。
  • そのまま両手を自分の胸を目掛けて、親指を立ててぶつけます。
  • その胸に当たった部分を指でマッサージして下さい。

この方法は、痛みも伴いますが息切れを整えるには効果的な方法です。

【動悸(心臓)を自分で早く治す方法】

息切れと違って心臓系動悸は気持ちが悪いものです。興奮状態を鎮める方法としては

  • 自分の乳首の位置を確認(乳首が下がった人は若い時代にあった場所)します。
  • その乳首と同じ位置にある両腕の内側の部分を指でマッサージして下さい。
  • その胸に当たった部分を指で押してマッサージして下さい。

この方法は、痛みも伴いますが動悸を鎮めるには効果的な方法です。

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