第8節 めまいの予防と治療〔異常を訴える変調の信号〕 

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日頃から健康を自負している人でも、ふいに立ち上がろうとした時に一瞬クラッとすることがあります。軽い立ち眩みだろうと、気に止めずにいる人が殆どです。

しかし、実は体の変調のバロメータが目眩(めまい)なのです。ここでは、起きてしまった目眩を治す方法について紹介します。


【眼球を調整する方法】

先ず、目眩で倒れた人の目を観察して診ると、眼球が必ず左にクルクルと廻っています。要はこの左廻りになってしまった眼球を、反対の右に廻してやれば目眩はおさまるのです。しかし、目眩を起こした本人は気力も失せてしまうので、側にいる人が倒れている人の両目に両手の平を軽く当て、そのまま右廻し(万が一で右側に目が廻っている人の場合は左廻し)で18回ばかり動かすと治ります。

この方法で治らない場合には慌てずに、次の気力を向上させる方法を使います。本来は気が弱っている場合に使う方法ですが、目眩にも効果があるので紹介します。

【気力を向上させる方法】

患者さんを仰向けにして寝かせ、患者さんの頭のてっぺん(百会のツボ)と額の髪の生え際とに手を広げて指をあてがう。もう一方の手の平を患者さんの臍(へそ)にあてがう。このまま右廻しで18回廻す。(ヘソにあてがうよりも本当はヘソの上に薬指をあてがう方が良い)

この方法で目眩がたちまち治るが、15~20分間はそのまま静かに休ませることが必要です。目眩は、食べ過ぎなどで胃袋が弱っている場合にも起こりやすいので、こういう人は、胃を治す方法もやっておきましょう。