第13節 望・聞・問・切について〔患者さんを診察する時の注意〕 

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7)そして仕上げの治療

座骨神経を良く揉みほぐして、溶けだした汚れを静脈に乗せて膝上まで押し上げる積りで、よく揉みます。最後にもう一度、1)の腎臓~輸尿管~膀胱~尿道の順序で仕上げを行います。

これで右足も左足も両足を揉みほぐして下さい。終わった後は水を飲ませないで、お湯を飲ませて下さい。(水で冷やしてしまうと血行不良になります)

■望診(ぼうしん)
患者さんの顔色、体格、舌の色、その他の全身状態を観ることです。
  • 唇の周りが黄色く筋肉に弾力が無い人は、脾臓と胃が悪い人です。
  • 舌が真っ赤で脈拍が乱れている人は、心臓が悪い人です。
  • 鼻筋が白く、皮膚にツヤが無い人は、肺と大腸が悪い人です。
名医は顔色や皮膚のツヤを観ただけでピタリと病気を当てるそうですが、長年の経験です。
■聞診(ぶんしん)
呼吸の乱れや声の張りやツヤ、咳の状態、排泄物の臭いなどを調べることです。
■問診(もんしん)
患者さんの自覚症状や病歴、家族の体質などを聞いて診断することです。
■切診(せっしん)触診(しょくしん)
患者さんのお腹や脈に直接触れて診察することを切診といいます。レントゲンや心電図には顕れてこない隠れた病気も、経験を積むと指先で探り当てることが出来ます。

これらの望診・聞診・問診・切診(触診)を総合的に診断して治療を行います。特に、脉診術や傍診術を知っていても、けっして診断を決めつけたり、専門知識をふりかざしたりしないで下さい。

患者さんが、自覚症状などを説明してくれることに耳を傾けることが大事です。

次ページ以降に『症状別の足心術健康法』として症状別に関する早見図を示します。