第2節 反射区療法とは何なのか〔反射区の歴史は古代中国〕 

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中国大陸の一部地域では、観趾法と言う反射区の原理に基づく医療が行われていました。針や灸と共に、脚部に重要な健康の鍵があることを知っていたのです。そして、中国では二千年前の漢の時代には「足心道」として学問的な治療法の体系が出来上がっていたのです。

中央ヨーロッパでも1582年にアダムス博士とアタティス博士の二人が、足の指圧療法を紹介し、同時期にバル博士も点指圧による生理器官の治療法を発表しました。この何千年も歴史の中で長く伝承されて来た民間の治療法が世界的に有名になったのが、何といってもアメリカのW.フイッツジェラルド博士の研究成果発表でした。

その内容は:『人体を左右に五本ずつの線で区分すると、その区分内に位置する器官と、その線を伸ばした手足の部位の間に影響しあう関係がある』と言うものです。

この療法が発表されると『反射区按摩』と名付けられて、ヨーロッパを初め世界中に反響を呼び、更には1916年にE.W.ボーウァー博士がこの治療法を『反射区治療法』と命名して、1925年にはアメリカ政府によって出版された医学書の中で効果が確認されたのを機に、各地に伝授所が開設されました。

足にある反射区の分布図(後述の図を参照)を観ると:

  • 親指部-------三叉神経脳脳下垂体鼻、など
  • 土踏まず部-----肺甲状腺胃副腎脾臓大腸小腸膀胱、など
  • カカト部------生殖腺

この様にそれぞれの反射区には、自然の理にかなった場所にあります。体には大きく分けて7つの反射区があります。

頭、両耳、顔、鼻、両手、膝までの胴体、膝から下の両足の7つでいずれも治療上のツボがあります。しかし、以降で説明する都合では『膝から下の両足』の反射区を利用して足心術の説明を行います。また、手と足とは相対しているので、足の治療をすると手の治療への効果にもなります。(『共鳴する』と呼んでいます)

  • 手先部  <----> ・足先部
  • 腕部   <----> ・踝(くるぶし)部
  • 前腕部  <----> ・下腿部
  • 肘部   <----> ・膝部
  • 上腕部  <----> ・大腿部
  • 肩関節部 <----> ・股関節部
  • 肩部   <----> ・腰部

足裏の反射区治療がマスコミや口コミで誤解されて伝えられている場合が見受けられます。本や人の真似をして施術してみても危険な場合があります。東洋医学治療の方法で、体全体から治癒する方法を行うことで効果を高めて下さい。

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