第10節 健康食品は本当に良いか〔素人も見破ることが可能〕 

前ページ

活性酸素を調整して消去するには『抗酸化剤』が良いことは分かりましたが、世の中にはクロレラ、コンフリー、霊芝、紅茶キノコ、ビタミンC入り云々、青汁などが沢山あって出回っております。新聞の折り込みチラシ広告や雑誌での紹介も日常茶飯事です。

素人の方でも、下記のことを知識として知っておいた方が良いでしょう。

◆免疫学の常識から人体に有益かを知る

筍(タケノコ)は皮を被って一気に背丈が延びます。これは動物や虫に食べられる事を防ぐ自己防衛機能の方法です。でも猿は、その皮を剥いて食べてみて、アクの強さで二度と食べません。ワラビやゼンマイなどのシダ類も同じです。植物、特に何億年昔から今日まで残っている植物は自己防衛しています。

細胞も同様です。1000分の1mmの細胞中のミトコンドリアは、食べ物(カロリー)をつかさどりこの細胞中の遺伝子DNAが記憶をします。ハシカなどの病気は一度罹ると覚えておいて2回目以降は退治する機能が働きます。これが免疫学で、この遺伝子は変化して伝わります。但し、脳細胞だけは不変な遺伝子です。この遺伝子情報伝達の仕組みを解明してノーベル賞を受賞されたのが利根川進博士です。遺伝子は学習するのです。

◆試験管の実験成果か人体での成果かを知る

健康食品の多くは「試験管の中での成果」と「使用者の体験談」で効果を宣伝しています。これは本当でしょうか?確かに松茸を粉砕して遠心分離器でエキス抽出し、これを癌細胞に投与すると見事に癌細胞は消失します。しかし、これは試験管の実験の世界ですから、人体に注射も出来ないし、口から入れても消化されてしまい効果は出ません。

試験管の中での成果を、あたかも人体でも効果があるかの如く、宣伝している方法に問題があるのです。また、これに騙される人が多いのです。体験談発表記事も同様です。本当にそれが原因で効果が上がったのか因果関係の論文も文献もありません。個人の体験談なんて個性差もあるし、環境が見えません。

◆官学の医療機関が正式に認めている論文があるかを知る

健康食品の多くは、誰先生の推薦である、有名人著名人の誰が使用している、某大学の先生が推薦している、といった方法で宣伝されています。それって、本当なのでしょうか?

税金を使用している国公立の多くの大学や医療機関が、正式に学会や論文で取り上げて効果を証明している品物ならば、先ず大丈夫です。これが日本のみならず、海外の著名な大学や医療機関までが研究しているとなれば『特効薬』とも呼べます。

◆食品栄養学の常識を知る

最近の飲物には「ビタミンC入り」などと称している飲物を多数見かけます。これは、ビタミンCが水に溶解してしまう事を知っていれば不思議な話です。ましてジュース類にして缶や壜に詰めたビタミンCとは何でしょうか?実は、防腐剤や殺菌剤の代わりとしてビタミンCが混入されているのです。消費者はビタミミンC入りの名前に弱いのです。

ここでは、一般的に抗酸化食品としての効果がありそうな品を述べてみましょう。

◆辛子明太子の効能

  • 明太子は「抗酸化作用」のあるビタミンEが豊富である。
    (生活習慣病予防やアンチエイジング効果)
  • DHAやEPA(不飽和脂肪酸)が含まれる。
    (悪玉を減らし善玉コレステロールを増やしてくれる)
  • 明太子ひと腹(一本)の塩分は約3.3g程
    (カップラーメン一杯9.2g)
  • 大きいサイズの明太子でもひと腹約59キロカロリー
    (鶏卵と違い魚卵なので低カロリー)
  • 副菜として食べる健康食材
    (一食に一腹を一度に、ではなく適量を)

明太子は意外にも健康を促進する食品です。でも、塩分に注意して食べ過ぎないようにしましょう。以下、同じ効果が期待できる食物を列挙してみましょう。

  • 赤ワイン
  • ヤーコン芋
  • 紅紫芋
  • 紫つる草
  • ゴーヤ
  • 人参ジュース

毎朝の人参+リンゴのジュースは胃癌抑制などに効果があると言われています。これは酵素化すること、植物繊維などが体内で効果を発揮するのでしょう。

前ページ