第9節 活性酸素を除去する物〔酵素と非酵素物質の相違〕 

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活性酸素を除去する物質として、よく酵素物質と非酵素物質とが話題になるので、下の表に整理します。どちらが体内で吸収されるかが一目瞭然です。

酵素 SDD
カタラーゼ
グルタチオンベルオキシターゼ
ベルオキシターゼ
AOFRT酵素ですから胃液で分解するので口から摂取しても作用しない。
これらは体内で自然に作られる。
非酵素 α-トコフェロール(ビタミン E)
アスコルビン酸(ビタミン C)
フラボノイド
β-カロチン(ビタミン A)
ユビキノン
ビリルビン
血清蛋白質(セルロブラスミン,など)
トランスフェリン
フェリチン
チロキシン
尿酸
AOFRF食べ物に含まれ胃液をすり抜けた物が体内で作用する。
    AOFRT : Anti-Oxidiazation-Free-Radical-Tase
    AOFRF : Anti-Oxidiazation-Free-Radical-Food

酵素は胃で効果が消えてしまいます。試験管の中で酵素が有効であるといっても、体内では効果が得られないのです。活性酸素は鉄ですらも溶かす酸化力を示しています。食品界では酸化を防ぐために、真空パックをしたり、酸素除去剤などで対応しています。

因みに注意事項を2点あげておきましょう。殆どの人が勘違いしています。

  • 卵を冷蔵庫で保存する:
    卵受け皿は電気メーカーが勝手に宣伝のために用意した空間です。
  • 肉や魚を冷凍保存する:
    これこそ活性酸素が数倍に増加する研究結果が示されています。

科学者は酸素の毒性を知っていましたが、医師が知らなかったのが実状です。顕微鏡の発達で医学も新しい発見で進歩しました。この毒性の強い活性酸素は細胞への傷を付けます。

1/1000mm の大きさの人の細胞は約60兆個の細胞から構成されています。1/1000mmを見る顕微鏡で、1回/50秒で発生する活性酸素を捉える事は極めて難しいことでした。

活性酸素O- は、通常の酸素が光を浴びても発生します。未熟児網膜症は活性酸素を消去して調整する抗酸化作用の機能が不十分なために生じるのです。しかし、この未熟児も若い内にスポーツして酸素を多量に摂取すると、この抗酸化作用が高まります。一方、歳をとってから過激なスポーツをしたのでは活性酸素に冒される危険が高いのです。