第3節 成人病を防ぐ方法とは〔成人病は沈黙の病気です〕 

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■成人病(生活習慣病)は知らない内にやってくる

年老いてからは、色々な病気に罹り易くなります。また、若い時に比べて治りにくくなります。これは成熟の頂点を過ぎた頃から、秘かに忍び寄ってくる体の異常に端を発しています。

この様な病気を広く「成人病」と呼んでいます。その主なものをあげると動脈硬化、癌、高血圧、糖尿病、脳血管障害、心臓病などです。いずれも進行すれば重篤な状態になりますが、初期の段階ではまったく気付かれずに、徐々に進行してきます。

はっきりとした症状が現れないので、ほとんどの人は「自分が健康である」と信じていますが、実際には多かれ少なかれ、これらの「成人病(最近では、生活習慣病と改名)」にむしばまれています。

現代は飽食の時代ともいわれています。肉食中心の食生活の中で肥満が増え、ストレスがそれに加わることで成人病は増加しています。仕事をし過ぎて過労死する人も増えつつありますが、この原因の多くは「生活習慣病」だと言われています。

特に、バリバリ仕事をこなしている人は、自信過剰となって、まさか自分がこの種の病気に冒されているとは、夢にも思っていません。このため、日常の注意を怠り、異常を知らせる兆候を見逃し、自らの命を縮めています。

■成人病(生活習慣病)の原因は身近に存在する

生活習慣病の原因は、普通、日常生活の中に数多く存在しています。食事、仕事、環境、などのどれをとっても重要な原因になります。

野菜の摂取量が減り、肉食が浸透しつつあります。過労働、ストレス、環境汚染、などと重なって成人病が発現します。最近では、大人だけでなく子供達でさえ、このような状況に置かれているために、いろいろな成人病の初期病変が出現し始めています。

これらは、成人病予備軍として控えており、いずれは非常に若い時期に発病するものと考えられます。

■蜂蜜大根の作り方■

一口便利メモ・・・・・・・・<喉の特効薬となり夏風邪退治に効果的>
  • ダイコンを綺麗に水洗いして幅2センチ程度で輪切りにします。
  • 皮をむかずに、それをサイコロ切りに2センチ角に切ります。
  • その賽の目に切ったダイコンをコップに7分目程度までいれます。
  • その上から純正ハチミツを注ぎます。
  • それで3時間程度を置いて、中のダイコンを抜きます。(どうぞ食べて)
  • すると、ドロドロとしていたハチミツが水の様にサラサラします。
  • レモンなどを入れて水や湯で飲んで下さい。

■動脈硬化はどうして生じるのか

数多く存在する成人病の中でも、全身に分布して血液を送っている血管が硬化や変性をきたす動脈硬化は、早い時期から予防や治療を始める必要があります。

動脈硬化を促進する危険因子としては、高コレステロール血症、高血圧、肥満、タバコ、糖尿病、ストレスがあげられます。中でもコレステロール値の高さが問題です。

血液中のコレステロールの値が高いとLDL(悪玉コレステロール)が増加して、その結果として、変性したLDLも増加します。この変性したLDLは、血管壁の中ではマクロファージという掃除役の細胞に取り込まれます。しかし、このマクロファージは泡沫細胞(マクロファージが大量にコレステロールを蓄積した物、粥状態蓄積)となり、動脈壁に沈着し、動脈硬化へと進展します。

動脈硬化が生じますと、動脈の管腔が狭くなり、血液の循環が悪くなるために、その先の臓器は様々な障害を受けることとなります。これが虚血性心疾患、心筋梗塞、脳梗塞などの種々の病気の発生や増悪因子となります。

LDL(悪玉コレステロール)を変性させる物質としては、糖質や活性酸素(フリーラジカル)が重要な動きをしています。これら活性酸素や糖質がLDLを酸化させて変性させます。

また、血液中の糖が高値になると、この糖によってLDLが変性し、マクロファージに取り込まれて泡沫細胞が生じ、動脈硬化が管制します。糖尿病の人に動脈硬化が多いのは高血糖による、脂質やタンパクの変性が原因といえます。

■癌(ガン)はどうして発生するのか

自然発生の癌の原因として、タバコ、食物、栄養などがあげられています。また、紫外線、放射線によっても癌は発生します。私達が住んでいるこの環境の中には、無数の発癌物質が存在しているのです。

このため、これらの発癌物質から逃れることは不可能です。これらの癌の原因となる色々な刺激から身を守るためには、このような物質がどのようにして正常な細胞を癌細胞に変えるのかを知る必要があります。

動脈硬化の原因の一つとして上げた「活性酸素」が発癌と深く関わっている事が解って来ました。既に、よく研究されている数多くの発癌物質は、そのほとんどが酸素や、その類似物質を生産させて癌を発生させます。

この様に「活性酸素」は全ての発癌の機構に関わる共通の因子であるといえます。

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