第2節 自然界の法則と陰陽〔自然界バランスの仕組み〕 

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自然界

この世で一番大切なものは自分の生命で、私達は自然界によって生かされています。私達の体は見える肉と見えない精神(心や魂も含む)によって出来ています。見える血液と見えないエネルギーである『気』が流れています。

見える食物と水を口に入れて、見えない酸素を吸っています。見えない心が不安定になった時に見える肉体である胃や心臓が痛んだり、足が震えたり、心臓がドキドキします。

この自然界の仕組みはどうなっているのでしょうか?地理、地学、生物、気象などの学科で学生時代に勉強したものの、既に忘れてしまった人が大半でしょう。自然界には太陽である日、月、空気があって、空気中には酸素が21%含まれています。

目に見えない『大気』というエネルギーの変化で気流が変わり、様々な現象が生じているのです。風、雨、雪、暑、寒などの変化が起こるのです。自然界には両極があり、それは『+』と『-』です。昼と夜、男と女、北と南という様に陽極と陰極とがお互い助け合っています。

要するに自然界は+と-とのバランスによって維持され、人体に必要な食物も、+のアルカリ性と-の酸性でバランスがとられております。心も同様に+である知性と理性と、-の心である本能と感情がありバランスが大切です。

私達が住んでいる地球が出来てから46億年、生物が誕生してから35億年といわれています。現在、生物(動物/植物)は約 139万種が発見されておりますが、全体で1000万種ぐらい存在していると予想されます。現在は、地球環境問題などで年間に4万種の生物が死滅しつつあるのが現状です。

生物にも動物(+)と植物(-)があり、お互いに助け合って生きています。動物は植物を食べて生命を維持し、動物は死んで植物の肥料となり、動物が出した炭酸ガスを植物が吸って酸素に交換してくれます。地球が誕生して生物が『海』から『陸』へ上がるまでに11億年もかかりました。

生物は強い紫外線を直接受けると生命の維持が出来ません。それを守ってくれるのがオゾン層です。オゾン層は12~22Km上空にあり、22Kmぐらいの部分が最もオゾンが多いといわれています。

そのオゾン層で紫外線が弱められるので、生物は海から陸に上がることが出来ました。植物は足を持たないため陸に上がれないのです。しかし、自然の仕組みで満潮時に海辺に打ち上げられた海藻などの植物が陸に上がった、とも言われています。

生物は全て細胞によって出来ています。植物は『水と酸素と太陽エネルギー』を受けて生きています。水の中のミネラルを吸い、太陽エネルギーを受けてビタミンを合成しています。

生物は『海』から誕生しました。『海』という字は『水が人を生み出した母』と書きます。ちな生物にとっみに、フランス語でラ・メールとは、海のこと、母のことです。海の中には、酸素と水と塩があります。ほとんどの生物は、酸素と水と塩がなければ生きられません。

『塩』という字は『人が口にするために皿にもった土』と書きます。もともと、陸上へ上がっても土の中に塩がありました。アフリカのある洞穴には、沢山の動物たちが土の中の塩分を求めて舐めに来ます。土中の塩は雨によって溶かされ、地下水や川や湖や海に流れ出て行きました。塩(ミネラル)が無ければ動物は生きて行けません。

生命誕生の瞬間は、塩分濃度が 0.9%といわれています。私達の現在の血液も 0.9%です。『塩類=ミネラル』です。そのミネラルの王様がカルシウムなのです。カルシウムを始めとしてマグネシウム、カリウム、ナトリウム、鉄などの地球上には約100種類のミネラル分があり、私達の体には最低27種類が必要です。(大量に必要なカルシウムなどの11種類、少量のミネラル亜鉛、銅、砒素、モリブデンなどが16種類です。)

私達の体を分析すると、水分が約61%、塩類が6.9%あるそうです。いかに水と酸素と塩が大切かが理解出来ると思います。ミネラルのバランスが重要です。『細胞はカルシウムが細胞外の1万個に対して細胞内の1個』とバランスがとれています。

動物が陸に上がるためにいろんな条件が待っていました。オーム貝(イカに進化)が海から始めて川に入って来たのです。しかし、海と川とでは塩類の濃度(カルシウム)が違います。カルシウムが少なかったら、生命維持が出来ません。

そのために背骨というカルシウムの集合体が出来ました。進化の過程で、背骨の無い動物はほとんど滅んでしまいました。心臓も神経もカルシウムによって正常に動きます。ミネラルのバランスが大切なのです。カルシウムの集合体の背骨を持って陸に上がっても、地上には重力があります。その重力によって内臓や脳が破裂しますので、それを保護するために肋骨や頭蓋骨が出来ました。それは、3億9千万年も前のことです。

宇宙空間

動物は、この様に必要なカルシウムを骨に貯蔵して先ず川に上って来ました。そして酸素を吸う肺魚が出現しました。川の中で細胞が次々に変化して鰭(ユーステーピテロンという魚)が出来ました。次々に進化して足を持つ、山椒魚に似た4本の足を持つ動物が出現し浅瀬を歩き、3億6千万年前に始めてイクチオステガ魚が陸地を歩き始めました。

〔補足解説〕 肉鰭(にくき)綱総鰭亜綱の魚類。総鰭類はかつてはシーラカンス類、リゾドゥス類,、ポロレピス目を含むオステオレピス類、の三つのグループからなる分類群として認,められていたが、今日では、総鰭類は自然群ではないと考えられている。,シーラカンス類はおそらくほかのすべての肉鰭類の姉妹群であり、ポロレピス目魚類,は肺魚の姉妹群、オステオレピス類は四足動物の姉妹群と考えられている。しかし、,これら肉鰭類の類縁関係については多くの異なる意見がある。

海→川→陸という様に永い年月をかけて約2千万年前に人類が出現したといわれています。この永い歴史を観ると、いかに綺麗な酸素を吸い、眼に見えない大気(太陽エネルギー)を体内に入れ、ミネラルバランスの取れた綺麗な水を飲み、塩類ミネラルが不可欠であるか理解できたでしょう。

その大切なミネラル豊富な塩を分解して、体に必要なミネラルを捨てて不自然な食塩NaClにした物を食べていたら健康に良いはずがありません。是非、精製しない自然の塩を摂取する様に心掛けて下さい。食塩は塩化ナトリウムという化学物質で猛毒です。(最近は食塩と呼ばず精製塩と表示されています。一度、その成分表示を眺めて見て御覧なさい!)

昭和30年代から、今まで使ったことも無かった化学物質が次々と入って来ました。農薬を始めとした石油や洗剤や化学肥料という沢山の化学物質が使用されて、空気、湖、川、海、地下水など自然界は汚染されて、自然のバランスが完全に崩れております。酸性雨が発生し、森林を侵食しているのも、石油燃料が原因となっています。

塩類はミネラルの宝庫です。Ca、Na、Mg、K、Feなどの元素が約 100種も含まれ、人体には27種が必要なのです。特に、アルカリ性の王様であるカルシウムについては、アルカリ:リン酸=3:1の原則を守って食生活を送ることが重要です。これはホメオスターシス(恒常性維持機能)と呼ばれています。

糖尿病の人がカロリー計算食に頼っていたら栄養不足となり、体力が低下する恐れがあります。ここでホメオスターシスの原則を守って食生活を組み立てるべきです。

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