第4節 カルシウム欠乏症例〔25の欠乏症例と予防策〕 

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1)妊産婦

妊婦は通常よりも特に多量のカルシウムが必要なことは、皆さんもご存じのとおりです。妊婦につきもの『つわり』はカルシウム欠乏からくる症状です。妊娠中は胎児に大量にカルシウムを与えなくてはなりませんから、通常よりも多量のカルシウムを摂取する必要があります。

また、妊娠中にカルシウムが欠乏しますと、流産 ,早産 ,難産などをし易くなり、加えて不具奇形の赤ちゃんが生まれる可能性が高くなります。

カルシウムは一度に沢山摂取すれば良いという訳にはいきません。血液中の一定量を下廻った時に吸収され、それより多いと排泄されてしまいます。そこで、少しずつ時間をかけて摂取することが大切です。カルシウム摂取で『つわり』の無い、快い毎日を過ごして、元気な赤ちゃんを産むように心掛けましょう。

2)歯槽膿漏(歯周病の代表)

虫歯の原因は『食べ物の残りカスが細菌によって醗酵し、乳酸が作られて、その酸で歯が溶かされて虫歯になる』と信じている人が沢山います。したがって、歯を磨いて歯周病菌を退治すれば良い、と歯科医も歯科衛生士も患者さんにそう説明します。虫歯は離乳食時などの親からの口移しが原因と思われる伝染菌です。

ところが、虫歯の正体は外からの浸食は第二、第三の問題であり、内からの崩壊が第一の原因なのです。歯の歯根部の骨がカルシウム不足のために溶け、歯がガタガタになり歯根部が傷付き、そこから病原菌が入って歯槽膿漏になるのです。

即ち、カルシウム不足が虫歯の原因です。虫歯はミュータンスという細菌が、歯の中の蛋白質を食べるために穴を開けたものです。最近になって歯槽膿漏の治療に、強度の酸性イオン分解水による殺菌消毒で治癒ができた例が報告されています。カルシウムイオン分解水と酸性イオン分解水の利用も心掛けて下さい。

3)胃炎

暴飲暴食や刺激物の摂り過ぎや不摂生が元で、胸ヤケや胃痛がするのが急性胃炎です。現代のストレスの多い社会では、胃炎が起き易い状況です。この場合、気を付けて養生すれば問題ありませんが、油断すると慢性化してしまうため注意が必要です。

カルシウムは神経の緊張をほぐし、調和のとれた胃液の分泌を促すため、ゲップ、胸ヤケ、胃痛などの不快な症状を取り去ってくれます。胃炎が慢性胃炎になると、そう簡単には治りません。

胃炎は万病の元です。胃潰瘍やガンの原因にもなります。特に、胃炎は神経トラブル(ストレス性胃炎)から胃潰瘍やガンなり易いので、胃炎の方はカルシウムを空腹時に用いて摂取する様にして下さい。

4)肥満

肥満の要因は新陳代謝異常と食事のバランス不良といえます。不必要な脂肪分や水分によって細胞の新陳代謝機能は鈍くなり、ホルモン等の内分泌も鈍化してきます。

そうなると酸素の働きが悪くなり、益々、余分なものが溜まるという悪循環に陥るのです。この新陳代謝機能の活性化にカルシウムは欠かすことが出来ないミネラルなのです。

5)精神不安定症

ノイローゼもその一つですが、気持ちが落ち着かずイライラするのが主な症状で、イライラや怒りっぽい、などの精神の不安定な状態にも、カルシウムが関係しています。

カルシウムが不足すると甲状腺からPTHというホルモンが多量に分泌し、それが神経を刺激するので、不安定状態を引き起こします。このような場合は、吸収し易いカルシウム剤を摂ることで精神状態は安定いたします。病院に行って精神安定剤の薬を飲むことの副作用を考え ると、カルシウム剤を摂る方が安心です。

6)喘息(ぜんそく)

喘息は、公害喘息を除いて大体は遺伝によるもので、特に、隔世遺伝が多いといわれています。中には、神経性喘息になる方もいます。一番多いのは、風邪や扁桃腺炎が併発する場合です。特に季節の変わり目や急に寒くなる季候では十分な注意が必要です。

次に、食べ物、ほこり、花粉、香料などのアレルギーが挙げられます。アメリカ産のキリン草やブタクサの花粉は有名です。また、四日市喘息や川崎喘息のように大気汚染による公害喘息も多発しています。

これらの喘息の発作は厄介なことに夜に起こりやすく、本人はもとより家族全員が寝不足になります。また、本人は咳込むために体力を消耗してしまいます。

気管支喘息は気管支に侵入した異物を押し出そうとして副交感神経が興奮して起こります。カルシウムはこの副交感神経の興奮を静める働きがありますし、体質改善の効用を挙げることができます。喘息は、アレルギー体質の人が多く、したがって、平素からカルシウムを摂取して、体質改善を心掛けなければ、喘息の根治は難しくなります。

7)ジンマシンと湿疹

ジンマシンも湿疹もアレルギー疾患が原因です。カルシウムは、アレルギー体質を根本から改善します。西洋医学では、その原因についてヒスタミンの遊離とか、ストレスであるとか言われますがそれが全てではありません。いくら抗ヒスタミン剤を使用してみても一向に治らなかったり、直ぐに再発する事例もあります。

この様な治り難いジンマシンや湿疹の方の多くは、カルシウム不足の場合が多く、これらには吸収し易いカルシウムが良く作用します。昔はカルシウム注射を打っていましたが、これは副作用が多かったので、現在では使われていません。

L型醗酵乳酸カルシウム(野菜カルシウム)は、水溶性で吸収も良く、その働きが血液中のカルシウムイオンの低下を防いでくれるので効果が高いのです。カルシウムはアレルギー体質そのものを改善してくれます。

8)頭痛・抑鬱・倦怠

抑鬱、無関心そしてやたらに眠り込む、等の症状で人知れず悩んでいる人が数多くいます。倦怠感や頭痛などは、よくあることと考えている人も多勢います。新聞やテレビの広告を見て頭痛薬や元気をつけるドリンク剤を求める人が沢山います。

この頭痛、抑鬱、倦怠もPTHホルモンの分泌過剰が原因の一つです。更年期障害によくみられる症状ですが、更年期障害も女性ホルモンとPTHホルモンのバランスの崩れで生じるのです。頭痛薬の常用は、中毒症になり兼ねませんので注意が必要です。これらの症状も毎日、 吸収の良いカルシウム剤を摂り続けることで緩和されます。

9)学童暴力(カルシウム不足→暴力)

授業中にソワソワして勉強に身が入らなかったり、何でもない事に必要以上に驚くような情緒不安定な生徒が増えています。そして、何よりも私達を悲しませるのは、小中学生の自殺と犯罪の急増です。放火さらには単純な動機による傷害事件も発生しています。

どうして子供達の心と体は、こんなにも頼り無くもろいものになってしまったのでしょう。勿論、それなりに色々な原因が有ると思われます。中でも「カルシウム摂取不足、言い換えればカルシウムを溶かすリン酸塩添加物の過剰摂取がその一因である」と、専門家の間では言わ れています。

即ち、PTHホルモン分泌亢進が神経を不規則に刺激してイライラさせるのです。PTHホルモンの分泌亢進はカルシウム不足が原因なのです。既に述べた様に、カルシウム不足の要因は、リン酸塩添加物のあまりの大量使用なのです。

これを防ぐには、小魚、牛乳、チーズなどでいくらカルシウムを摂取しょうとしてみても、リン酸塩の含有量も多いので無理があります。海藻類の含有量が多い食べ物を摂取するか、吸収し易いL型醗酵乳酸カルシウム(野菜カルシウム)が必要となります。イライラして情緒不安定では学業成績も期待できないものです。

10)ヒステリー

ヒステリーの発作をよく観察すると、蒼白な顔をして喘いでいます。息を吸い込む量が多く吐く量が少ない状態です。これを過呼吸状態といいます。吸い込む息が多い、ということは、酸素が過剰に肺の中に入って行きます。そのために、酸素と炭酸ガスの割合が崩れて血液の中の炭酸ガスが減少し、病的にアルカリ性に傾くのです。

そうなると、血液中のカルシウムイオン含有率が減少してテタニー症状を起こします。テタニー症状とは、顔面の頬や唇がピクピクと痙攣する状態をいい、これがヒステリーの面貌なのです。つまりヒステリーは、呼吸の乱れから起きる血液中のカルシウムイオンの減少が原因なのです。したがって、普段から十分なカルシウムを摂取することがヒステリー症の予防となります。

11)更年期障害

更年期障害は中年女性にとって大変にうっとうしい症状です。更年期障害の代表的な症状を挙げると:入眠不良・易覚醒性・興奮性・神経過敏・憂鬱・息切れ・動悸・顔面熱感・発汗・冷感・痺れ感・知覚鈍痺・吐き気・めまい・疲労性・腰痛・肩凝り・頭痛など、この様に数多 くの症状があります。

PTHホルモンは、若い時には女性ホルモンと拮抗しているので何ともないのです。しかし,中年を過ぎると次第に女性ホルモンの分泌が鈍り、PTHホルモンが過剰になってしまうのです。それで女性ホルモンを注射して症状を抑えようとするのですが、この女性ホルモンは発癌性があるので安心して使用できません。

カルシウムはPTHホルモンの分泌を抑えるという大きな働きがあるので、中年女性にはカルシウムが必要な栄養素です。また、近年では閉経後から女性ホルモンの減少によって骨粗鬆症(骨スカスカ病)になり易い結果が得られておりますので、骨粗鬆症の予防にも効果があります。カルシウム摂取と称して、牛骨粉や貝殻粉やサンゴ粉などが混じったカルシウム剤を自慢気に見せる人いますが、体内にサンゴ粉などを摂取してもいかがなものでしょう。

12)便秘と下痢

快便は健康のバロメータと申します。そして下痢を起こすと栄養分の吸収能力が低下してしまいます。カルシウムが欠乏すると、腸内繊毛の蠕動運動に異変が起きるのです。

カルシウムが腸の筋繊維に十分作用すると、その収縮力が高まり糞便は溜まること無く下へ下へと押し進められて行きます。腸の収縮力が増大しても、下痢を起こさずかえって下痢症状を正常に戻してくれるのがカルシウムです。

カルシウムの摂取を始めると稀に下痢する人がいますが、これは体内のカリウムやナトリウムがカルシウムによって追い出されるためです。一週間程度で自然に止まります。

便秘とは1日1回の排便のことでは有りません。オナラが異臭を放つようでは腸内に腐敗した酸性毒素(発ガン性の酸性腐敗便)がある証拠で便秘といえます。

13)痔

痔核も脱肛も、その原因はカルシウム不足による組織のゆるみから力学的にお尻の静脈が鬱血して、その血液が古くなって栄養を失い、組織の栄養不良が直腸や肛門部を病変させます。

一方、痔瘻となると少し意味が違います。その多くは結核性で稀には梅毒性やアクタシコーゼ性のものもありますが、何れにしても病原のはけ口ですから放置して置くと壊死したり、大変なこととなります。

14)神経痛

神経痛と一口に言っても、痛む場所によって三つに区別されます。

  • 座骨神経痛:足腰が痛む
  • 肋間神経痛:深呼吸や咳をすると脊椎から肋骨に沿って痛む
  • 三叉神経痛:上半身で特に首から上の顔が痛む

これらの神経痛はなかなか原因が判りにくいため、悩んでいる人が沢山います。直接の原因としては、風邪や便秘、更には湿気や悪天候や冷え等といわれています。しかし、元を正せば『痛み』というものは代謝障害や循環障害の結果です。

いずれにせよ、これらの障害は体内のカルシウムとリンとのバランスが崩れた場合に起きます。人間の体はカルシウムが不足するとリン酸が過剰になります。したがって、人は常にカルシウムの補給を考慮すべきです。L型醗酵乳酸カルシウムを毎日摂取することで、健康な日々を過ごせます。

15)肝臓障害

昨今の私達の食生活は偏りがちで、加えてストレスも増えています。肝臓は、よく『沈黙の臓器』と言われています。肝臓を一層の酷使状態にしているのが現代人ではないでしょうか。肝臓は、肥満、ストレス、運動不足、睡眠不足などで酷使されると脂肪肝から肝炎へ、あるいは、病原性で肝硬変から肝臓ガンへ、この順序で病症が進みますから、肝炎の段階までで治療すべきです。

肝臓は、糖の分解、蛋白質の再合成、脂肪の貯蔵と活性化、ホルモン代謝などの多くの働きをしています。また、多少の故障でも強い復元力を持った臓器の中で唯一の復元性臓器です。しかし、石油系食品添加物、化学薬品、合成洗剤、環境汚染などは全て肝臓の負担になるので近頃では特に肝臓障害が増えてきました。

『沈黙の臓器』と言われる肝臓は、余程に悪くならないと自覚症状が現れません。それだけに、予防を心掛けて注意しないと取り返しがつきません。日頃から肝細胞を常に若々しく保つには、新陳代謝を旺盛にすること、つまり良質の蛋白質とバランスのとれたミネラルを摂取することです。ミネラルの主力はカルシウムで、ミネラルで最も不足するのがカルシウムです。

16)喉・鼻・耳

扁桃腺炎・中耳炎・蓄膿症・歯槽膿漏などは、カルシウムが不足して細菌に対する抵抗力が弱った時に起こり易いのです。したがって、普段からカルシウムを十分に摂取していれば、この様な病気にもなりにくいのです。

鼻血出血もカルシウムの欠乏で血管が破れ易くなった時に出血し易いのです。そして、鼻血は体の障害の兆候であったり、老人の場合には脳卒中の予報といえますから、たかが鼻血とあなどってはいけません。L型醗酵乳酸カルシウムを毎日摂取することで、細菌に対する抵抗力の強い体質になっていきます。

17)皮膚の化膿・水虫・クサ

ほんのかすり傷を受けてもよく化膿する人がいますが、こうした人はカルシウムが欠乏しているためで、決して生まれつきではありません。カルシウムを十分に摂取していれば化膿菌に打ち勝つことが出来るのです。

したがって、盲腸や蓄膿症等の化膿菌が原因する病気に罹らないで済みます。水虫で困っている人もL型醗酵乳酸カルシウムを毎日摂取して、患部をいつも酸性イオン水で洗浄していれば永年悩まされた水虫も快癒します。子供に出来る瘡(クサ)もカルシウム欠乏の一つです。

18)凍傷・血行不良

凍傷は、手や足の血液循環が悪くなり、組織が破壊されるためであり、ひどくなると傷部分が白蝋化して、腐ってしまいます。患部を摩擦して血行を良くすると改善します。

カルシウムは血行循環を良くする性質があり、凍傷の予防に、寒い地方では多くの人が、吸収の良いL型醗酵乳酸カルシウムを摂っています。凍傷でなくても血行不良の人はカルシウムの摂取が大切です。

19)伝染病

マラリヤの特効薬であるストリキニーネもカルシウム無しでは十分に効果を発揮しません。そのため、マラリヤの患者さんには毎日カルシウムを十分に摂れるようにします。マラリヤに限らず、伝染病性の病気はカルシウムの欠乏時に猛威を奮い、カルシウムが増えると、その威力は鎮まるのです。

このことは肺疾患、結膜菌、コレラ菌、腸チフス菌、化膿菌などの全ての感染症にもいえることです。日頃からカルシウムを十分に摂取してアルカリ性体質の人は、病気に罹りにくい強い抵抗力のある体になっています。

20)高血圧

高血圧も代表的な成人病の一つで、最近は患者の若年齢化が目立っています。これらは、明らかに美食や偏食で血管の老化が早くなり、悪玉のコレステロールが溜まることが原因といえます。(コレステロールには、LDL-C悪玉 と HDL-C善玉 があります)

様々な薬品が開発されておりますが、未だに根治出来る薬はありません。ここで重要なのは『自然の塩』の働きです。『塩はミネラルの宝庫』と言われます。生物が海から生まれて、陸上に上がって生活するようになりました。塩には、カルシウム、カリウム、マグネシウム、鉄そしてナトリウムなどの多数のミネラル分が含まれています。

しかし、いわゆる『専売公社の食塩』と呼ばれていた『食塩』には、ミネラル分の中から陽性のナトリウムのみを抽出し、陰性の塩基を追加してNaCl『塩化ナトリウム=食塩』として製造された危険な化学物質で、塩の代用品なのです。

高血圧の人は適正な塩にしてバランスのとれた食事をすることが最も重要です。高血圧は、脳出血という死に直結する病気であるために、日頃の摂生が重んじられます。また、精神の安定も欠かせないことですから、イライラは大敵です。

カルシウムはナトリウムの排泄を促して血圧を低下させます。血圧降下剤は服用を中止すると、また元の高血圧に戻ってしまいますので、この薬品の使用法が難しいのですが、カルシウムは安全でしかも根本から治す働きを致します。

21)狭心症・心筋梗塞

狭心症も心筋梗塞も心臓病の中では、最も怖い病気です。狭心症の場合は、日頃の食事や生活に十分に気配りして養生すれば、直ぐにどうなるということも無いのです。しかし、発作を繰り返して行くと、心筋梗塞に至る危険性があります。何かのショックで心臓マヒを起こし死亡することもあるのです。

心筋梗塞は今日の医学では手の打ちようが無く、ガンと並ぶ恐ろしい病気です。前兆ともなる狭心発作の大きな原因は、心臓の冠状動脈の硬化です。心臓自身を動かして栄養を与えている冠状動脈に硬化が現れると、栄養が行き渡らなくなり、心筋は栄養障害に陥るのです。

したがって、若い時から動脈硬化をきたさない様なバランスの良い食事に心掛けることが、いかに大切か分かると思います。適度の運動、適度の睡眠、爽快な排泄そしてバランスの良い食事を、常に励行することが重要なのです。

カルシウムは心臓の筋肉を丈夫にし、心筋亢進、弁膜症、心不全などの体力維持のために必要なのです。L型醗酵乳酸カルシウムを食生活に取り入れることは、体質改善を図るだけでなく、狭心症の予防と治療にも役立つのです。

22)糖尿病

糖尿病は、脾臓(膵臓)のランゲルハンス氏島から分泌するインスリンが少ないかあるいはインスリンを破壊する物質が血中に現れて、血液中の糖分をエネルギーとして利用出来なくなる病気です。

糖尿病は重症になると、糖尿病昏睡をおこして死亡する危険もあり、数々の合併症を引き起こすなどの、予断を許さない病気です。種々の治療法もありますが、投薬にしてもインスリン注射にしても延命のための対症療法であり根治することはありません。最近の医学報によればカルシウムがインスリン分泌を促進する働きがあることが解明されつつあります。

カルシウムを摂取するとインスリンの分泌が増す事が実証されました。糖尿病の重症患者さんは足が壊死するなどの合併症が出ますので、アルカリイオン分解水を多量に飲み、酸性イオン分解水を患部に塗る治療で、効果がある事が報告されています。〔浜松医科大〕

23)癌(がん)

癌の恐ろしさは今更、言うまでもありません。年々増加してゆく癌患者の血液を調べてみると、マグネシウムが多く、カルシウムが不足している事が分かっています。

この事は「酸性体質の人は万病の元、カルシウムが多い弱アルカリ性体質の人には病無し」と言うことを示唆しております。

24)骨粗鬆症・骨軟化

長寿人口が増えれば喜ばしいことです。その反面で骨粗鬆症や骨軟化の病気が確実に増えているのも事実です。骨粗鬆症という病気は、骨組織のカルシウムが減少したために、骨に隙間ができて非常にもろくなり、すぐに折れてしまう病気です。(骨が海綿状態に似てスカスカになります)

この病気は60歳代を境にして非常に多くなります。「お年寄りが一寸した拍子に転んでもすぐに骨折するのは、この骨粗鬆症が原因である」と言われています。また、骨粗鬆症と並んで老人によく見られる背骨が曲がる症状は、骨軟化といいます。

これは、骨組織のカルシウムに対してリンが多くなっている時の症状です。これらの病気は特に閉経後の女性に多く、主に女性ホルモンの欠乏によるものと考えられてもいます。(閉経に伴って増骨細胞と破骨細胞とのバランスが崩れ、増骨細胞が減少し破骨細胞が増加します)

60歳代になると、血液中のカルシウムが減少すために、骨からカルシウムを補給しなければならなくなり、骨のカルシウムが欠乏することも原因の一つといえます。いずれもカルシウム摂取量が少ないために起きる病気で、老化とカルシウム不足によるものといえます。重症の骨粗鬆症でも吸収率が牛乳の5倍以上あるL型醗酵乳酸カルシウムを摂取したい。

25)老化(防止とカルシウム補給)

男も女も60歳代を境として血液中のカルシウムを吸収する働きが徐々に低下します。それと同時に骨のカルシウムは減少する傾向にあります。不足がちなカルシウムの補給を、その貯蔵庫である骨から取り込むために、骨はスカスカになりもろくなります。この時に副甲状腺機 能亢進症候群に悩まされます。

老化を防ぎ、足腰をいつまでも若々しく保つためには、壮年期から高年期にかけてカルシウムの補給が大切となります。特に、L型醗酵乳酸カルシウム(野菜カルシウム)は吸収率が牛乳の5倍以上で、カルシウム補給に最適と言えます。合成乳酸カルシウム剤は、石油を原料とした食品添加物です。ところが、L型醗酵乳酸カルシウムは野菜を醗酵して乳化重合して作られています。

カルシウムを溶かす作用のあるのが砂糖であることを再認識して下さい。甘い物を好む人にカルシウム不足が多いのです。児童でも骨折しやすい子が増えたのは、コーラやジュースなどに含まれる多量の糖分を摂取し過ぎた結果でしょう。しかも糖分はカルシウムを溶かします。

カルシウム不足や欠乏から発生する病的症状の整理
 1) 体液(血液・リンパ液等の細胞組織液)の酸性化=成人病
 2) 血液循環の不良=高血圧 ,心臓機能障害 ,動脈硬化
 3) 自律神経の変調=自律神経失調症 ,便秘 ,失禁
 4) 神経系機能の障害=脳卒中 ,神経痛 ,頭痛 ,てんかん
 5) 体内に老廃物の停滞=肩こり ,腰痛 ,ヘルニア ,リューマチ
 6) ホルモン(内分泌)の分泌異常=老化現象・甲状腺機能障害
 7) 殺菌作用(白血球)の低下=感染性疾患 ,傷の化膿
 8) 消化吸収作用の低下=栄養失調 ,胃腸病
 9) 虚弱体質アレルギー体質=湿疹 ,ジンマシン ,カブレ
10) 骨格形成の不全=未熟児 ,奇形児 ,歯の形成不全
11) 精神障害=ノイローゼ ,ヒステリー ,神経質 ,無気力
12) 代謝障害=肥満 ,糖尿病 ,老化 ,冷え症
13) 炎症性の疾患=中耳炎 ,鼻炎 ,口内炎
14) その他=痛風
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