第1節 カルシウムのあるところ〔カルシウムの種類と選択〕 

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カルシウム剤として沢山の商品が出回っています。各カルシウム剤によって、原料や製造方法などで「カルシウム」の溶解度に各々かなりの違いがあります。

<各カルシウム塩の水に対する溶解度 (mg/100g 水)>
カルシウム塩本質溶解度備考
L型醗酵乳酸カルシウム L(+) 乳酸カルシウム9600醗酵法による乳酸カルシウム
合成乳酸カルシウムDL-乳酸カルシウム6500石油を原料とした合成法生成
骨粉ヒドロキシアパタイト2.5 骨粉
貝殻粉炭酸カルシウム1.4 貝殻粉
第一リン酸カルシウム第一リン酸カルシウム1830牛乳に含まれるカルシウム成分
第二リン酸カルシウム 第二リン酸カルシウム 22.5 魚骨に含まれるカルシウム成分
第三リン酸カルシウム第三リン酸カルシウム2.5 骨粉に含まれるカルシウム成分
クエン酸カルシウムクエン酸カルシウム25.9 クエン酸

カルシウムというのは、単体では実在しないので、いつも何かとくっついています。その相"手としては、リン酸 ,炭酸 ,クエン酸、などがあり、各々特徴を持っています。

その特徴の中で一番大切なのは『カルシウム』は『イオン化』して初めて、私達の肉体に吸収されます。イオン化するということは、水に対するカルシウム分の溶解度合いで、肉体への吸収度合いが決まります。

上の表を見ると、魚骨や骨粉や貝殻骨を原料としたカルシウム剤は、非常に溶解度が低くなっています。つまり、これらを相当量摂取しても、私達のカルシウム不足量は補給出来ない、ということになります。

そこで、これらの原料のカルシウム剤には鉄分を入れ、カルシウムの吸収を向上するようにしています。最も効率が良いのは、『L型醗酵乳酸カルシウム』を摂取することです。

L型醗酵乳酸カルシウムとして『野菜カルシウム』という商品があります。これを摂取していると、他のミネラルの吸収量も向上することが判明しています。したがって、ミネラルの主成分である『カルシウム』が十分に体内にあれば、その他のマグネシウムや鉄等のミネラルもバランス良く吸収されます。