第7節 細胞とカルシウムの関係〔細胞内液と外液との関係〕 

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諸外国に比べて日本は火山国なので、土壌にミネラル(カルシウム)が少なく、飲み水のほとんどが酸性水です。したがって、欧米人よりもカルシウムの体内取り込みは、当然少なくなるのは明らかで、軟水系の国に住む民族といえます。

このため日本人は昔から菜食人種であり、欧米の硬水系の民族とは違い、肉食人種ではありませんでした。最近の若者を始めとして、ほとんどの日本人が欧米型の肉食指向になりつつあります。これは確実に現代人を慢性病へと導いています。

人体の65%は水分です。この内50%は細胞内液で、残る16%が細胞外液です。細胞内液にはナトリウム、カリウム、マグネシウムなどの無機物が入っており、細胞外液は組織間液と血液から出来ています。

この内、カルシウムだけは細胞外液にしか存在しません。しかも、細胞外液のカルシウムには蛋白質に付着している物とカルシウムだけで独立している物(カルシウムイオン)とがあります。ここで大切なのはカルシウムイオンなのです。

このカルシウムイオンが低下すると、細胞が老化または破壊され、細胞内液が噴き出して、血液中のリン酸酵素に刺激を与えます。その結果、血液中にリンが増加して酸性化します。つまり、リンとカルシウムとは、常に逆相関の関係にあり、両者を掛け合わせた値は常に一定しています。

そのためカルシウムが増加すればリンは減少し、細胞は生き生きとしてきます。したがってカルシウムの多い水を飲めば、血液はアルカリ性になり流れが良くなります。

細胞外液の中にあるカルシウム(蛋白質結合型カルシウム)と独立型カルシウム(カルシウムイオン)とは6:4の関係で、健康が保持されています。

そこで、血清中のカルシウムイオンが欠乏すると、血液の流れが淀んだり、血圧が高くなるため脳出血、脳梗塞、脳軟化症が起こります。

要するに人体の大部分は水分であり、健康を保つには血液をアルカリ性にすることが大切です。すなわちアルカリ性(カルシウム度量)の高い水を飲用水にしたいものです。