第6節 病気と水質との深い関係〔アルカリ性長寿、酸性短命〕 

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■小林 純博士(岡山大学名誉教授)

脳卒中の死亡率と水のアルカリ度について研究成果を報告されています。アルカリ度の低い東北に比べ、アルカリ度の多い西日本ほど死亡率は低くなっています。

つまり、『脳卒中発生は水のアルカリ度に反比例している』という結果が得られました。特に、アルカリ濃度の高い欧米に比べて、日本の40歳代では4~8倍の死亡率になっています。

国名含有率
日本0.63
アメリカ1.31
ドイツ1.35
イギリス3.83
フランス4.10

■石原 房男博士(栄養大学教授 社会保健中央病院部長)

水のPH値と寿命の関係ですが、石原博士の報告によれば『70歳以上の人が比較的に多い長寿村での飲用水のPH値は、一般に6.85以上でカルシウムイオンの含有率が高い。それに比べて、短命村での飲用水のPH値は6.84以下でカルシウムイオンの含有率が低い』と報告されております。

■松林 清広博士

山形県2006世帯の7年間に渡る調査結果によると『PH値の低い水(6.0以下の水)の飲用者は、PH値の高い水の飲用者のPH値の高い水(6.1以上の水)の飲用者に比べて、脳卒中は2倍、ガンは2.5倍、心臓病は3倍の発生率を示しており、統計的にみてPH値の低い水の飲用者は、成人病に罹りやすい』ことを示す。

なぜ酸性の水だと脳卒中になるのか?

これまでにも脳卒中の原因については、気候、遺伝、白米偏食、あるいはビタミンの不足を要因とする様々な学説が出ています。特に、東北地方は寒いために塩分の摂取量が多いとかお酒の飲み過ぎ、などの学説もありました。しかし、最新の学説では、水のPH値に起因するところが多いとされています。

将来、日本の酸性の強い水を人工的にアルカリ性にすることが出来れば、脳卒中は激減するでしょう、と柳沢文正博士(柳沢成人病研究所長)は仰っています。