第45章 糖尿病網膜症〔自覚症状も気付かないまま〕

インデックス 第1節 眼の構造と合併症〔眼は複雑な構造です〕  | 第2節 糖尿病の合併症〔怖いのは合併症です〕  | 第3節 糖尿病網膜症の進行〔早期の発見が重要〕  | 第4節 糖尿病網膜症の治療〔手術の種類なども多い〕  | 第5節 日常生活での注意事項〔糖尿病を進ませない事〕

◆糖尿病の合併症で発生する網膜剥離

2節図3

糖尿病の患者さんに起こる眼の合併症は、自覚症状もなく進行することが多いため、重症になってから気がつくことも少なくありません。特に、ni嘉feftiは、 進行すると失明することもあります。貴方の眼を守るために、糖尿病網膜症について正しく理解しましょう。

◆糖尿病は癌よりも怖い病気

日本国内で糖尿病の可能性がある人は 740万人と言われています。(これは嘘です!日本人の100%が潜在遺伝子患者で、発症するか否かです、と筆者の学識)糖尿病の初期では、自覚症状がほとんどないため軽視されがちです。血糖の高い状態が続くことで、全身に色々な弊害が出始めて初めて気づきます。

良く耳にする会話『糖尿病になってね~』『へぇ~そうか、俺もそうだよ~』と、陽気な顔で会話されます。しかし、『俺は癌になってしまった・・・』『そ、そうか・・・』と暗くなってしまいますから不思議です。(本当は血中アルカリイオン濃度による死滅時期曲線で判定すれば、癌患者の値よりも糖尿病患者の値は寿命期間が短いのも知らず・・・)

特に、「網膜症」「神経障害」「腎症」は三大合併症といわれ、多くみられる合併症です。合併症が進行すると深刻な状態に陥ってしまうこともあります。糖尿病は、合併症が怖い病気なのです。

◆糖尿病の影響で眼が悪化

眼の一番奥、眼底には網膜という神経の膜があり、多くの毛細血管があります。糖尿病の患者さんの血液は、糖が多くて固まりやすい状態になっているため、網膜の毛細血管を詰まらせたり、血管の壁に負担をかけて、眼底出血したりします。そのため、血液の流れが悪くなり、網膜に酸素や栄養素が不足し、これが糖尿病網膜症の原因となります。進行した場合には、硝子体で大出血が起こり、失明に至る場合もあります。(糖尿病が進むと失明します)

  • 第1節 眼の構造と合併症〔眼は複雑な構造です〕

    2節図3
    眼の概略図
    2節図3
    ◆糖尿病と網膜症の関係

  • 第2節 糖尿病の合併症〔怖いのは合併症です〕

    2節図3

    ◆糖尿病の眼の合併症群

    他にどのような合併症があでしょうか?高血糖による末梢神経障害および新陳代謝異常などによって、糖尿病網膜症の他にも様々な合併症が起こります。

    失明につながる白内障、血管新生緑内障の他に、黄斑症、屈折調節異常、角膜障害、虹彩毛様体炎、外眼筋麻痺、虚血性視神経症んどがあります。これらは眼科関連の合併症だけを並べただけです。

    合併症の中には、通常であれば角膜障害のように激しい痛みを感じるものもあります。しかし、末梢神経障害を起こした糖尿病患者さんでは痛みを感じない場合があり、治療が遅れてしまうことがあります。早期発見をして進行をくい止めるためにも、眼科での定期的な検査は大切です。


  • 第3節 糖尿病網膜症の進行〔早期の発見が重要〕

    ◆糖尿病網膜症の進行レベル

    糖尿病網膜症になったからといって、直ぐに失明するわけではありません。糖尿病網膜症は網膜の状態などから進行の段階が3つに分けられます。単純網膜症から増殖前網膜症の段階では殆ど自覚症状が無いため、初期の段階で患者自身が眼の異常に気がつくことは困難です。このため、眼科で定期的な検査を受けることが大切です。

    2節図3

    ◆糖尿病網膜症で失明する割合

    2節図3

    糖尿病網膜症で視覚障害者になる人は、年間3000人にのぼると言われています。日本国内で失明を含めた視覚障害の原因として2番目に多いのが糖尿病網膜症です。産まれたときや小さいときに失明した人は、視覚以外の情報を活用して生活する方法を身につけています。

    しかし、糖尿病網膜症のように人生の途中で失明してしまう中途失明は、肉体的にも精神的にも状況を受け入れることが難しく、日常生活の質が極端に損なわれることになります。


  • 第4節 糖尿病網膜症の治療〔手術の種類なども多い〕

    ◆糖尿病網膜症の治療

    糖尿病網膜症の治療には、以下の様な治療があります。

    <レーザー光凝固術>

    2節図3

    レーザー光凝固術は、網膜にレーザーを照射して、薪生血管の発生を防ぐ方法です。また、出血や白斑も治療できます。この治療で視力が回復するわけではありませんが、網膜症の進行を阻止することが出来ています。(急性の眼底出血でも網膜上の固まった出血を破壊する際に行われます)

    • 外来通院で治療可能です
    • 点目艮麻酔をして、1回15~30分程度の時間で終了します
    • 進行の段階によって、数回に分けて治療します

    <硝子体手術>

    2節図3

    新生血管が破れて硝宇侏に出血を起こす硝子体出血や、網膜が眼底から剥がれる網膜剥離が起きた場合には、硝子体手術が必要となります。

    眼球内の圧力を保つために、灌流液を注ぎながら、吸引カッターで硝子体内の出 血を吸い取ったり、剥がれた網膜を戻したりします。

    眼内は暗いので、照明ファイバーで照らしながら手術します。


  • 第5節 日常生活での注意事項〔糖尿病を進ませない事〕

    ◆糖尿病網膜症で失明しない方法

    2節図3

    下記の点に注意して日常生活を送りましょう。

    ①血糖コン卜ロールを続ける。
     治療の基本です。
    ②嫌尿病といわれたら、必ず眼科で検査を受ける。
    自覚症状では眼の状態はわかりません。眼科では血管の状態を詳しく診るための精密眼底検査を行っています。
    ③定期的に眼科の検査を受ける。
    眼科で定期的な検査を受けることによって、適切な時期に適切な治療を受けることができます。
    ④眼科で行った検査結果は、糖尿病眼手暢などに記録して貰う。
    自分の眼の状態をしっかり把握することができます。

    <血糖コントロール>

    2節図3

    単純網膜症では、血糖コン卜ロールによって眼底出血が改善することもあります。また、他の治療の効果を十分なものにするためにも、血糖コン卜ロールが不可欠です。