第8章 心筋梗塞 

心臓は「冠動脈」という血管から栄養分と酸素を供給されています。この冠動脈が動脈硬化などによって塞がり、心筋が壊死した状態が心筋梗塞です。

心筋の壊死が始まると、胸に痛みを感じ、呼吸困難や吐き気、冷や汗などを伴うこともあります。胸の痛みが30分以上続けば「急性心筋梗塞」の疑いが強くなります。また、冠動脈が狭くなっても心筋が壊死に至らない場合は「狭心症」とされます。狭心症は発作が起きても暫くすると収まりますが、心筋梗塞に進行することもあるので注意が必要です。


◆原因と予防方法

心筋梗塞の多くは、冠動脈の内側にコレステロールなどの脂肪性物質が沈着する動脈硬化が原因です。そのため高血圧、肥満、糖尿病の人は注意が必要です。喫煙、アルコール、塩分、コレステロールの摂り過ぎは控えましょう。また、運動不足やストレスなども動脈硬化の起因となります。

◆予防効果が期待できる果物

アボカド、アンズ、イチゴ、イチジク、カキ、オレンジ、温州ミカン、キウイ、サクランボ、スイカ、西洋ナシ、ナシ、パイナップル、バナナ、パパイア、ビワ、ブドウ、マンゴー、メロン、モモ、リンゴ など。

心筋梗塞の原因となる動脈硬化を予防するには、食物繊維のペクチンを摂取するとよいといわれています。リンゴ、桃、いちじく、イチゴ、キウイなどにはペクチンが豊富に含まれているのでおすすめです。

また、赤肉メロンやマンゴー、スイカ、みかん、あんずには抗酸化作用のあるβカロテンが含まれていて、細胞の老化防止に期待できます。その他、柿、イチゴ、キウイに多く含まれるビタミンCも良いとされています。これ以外の上記の果物も高血圧予防に効果が期待できます。なお、肥満体質や中性脂肪「トリグリセリド」の値が高い人は、糖分を摂りすぎると肥満を進行させる恐れがあるので、果物の摂りすぎは控えてください。