第1章 風邪(かぜ) 

風邪とは、ウイルス感染により鼻や咽喉、気管などに炎症が起きた状態をいいます。風邪には熱っぽい、鼻水が出る、咽喉が痛いなどいろいろな症状がありますが、これはウイルスの種類や炎症する場所によって症状が異なってきます。

例えば「ライノウイルス」は鼻水やくしゃみが出やすくなり、「エンテロウイルス」は下痢をしやすくなります。また「アデノウイルス」は高熱や咽喉の痛みを引き起こす通称「プール熱」の原因になります。そして「インフルエンザウイルス」に感染するとあのやっかいなインフルエンザになってしまいます。

たいていの風邪は1週間ほどで治りますが、抵抗力の低い子供や老人は気管支炎や肺炎などに進行するケースもあるため注意が必要です。因みに正式な疾患名としては「風邪症候群」や「急性上気道炎」などと呼ばれます。


◆原因と予防方法

風邪予防で一番重要なのは「手洗い」と「うがい」です。帰宅後にこの2つを怠ると、部屋中にウイルスをばらまいてしまいます。手に付いたウイルスは石鹸で洗い流し、咽喉の粘膜についたウイルスはうがいで除去しましょう。

ウイルスは乾燥した環境で繁殖しやすいため、冬場は加湿器などで湿度を保つようにして下さい。また、日頃から健康的な生活をして体力を付けておくことも大切。人混みの中に出かける場合はマスクをしておくとよいでしょう。

◆予防効果が期待できる果物

アンズ、イチゴ、カキ、オレンジ、グレープフルーツ、温州ミカン、レモン、カンキツ類、キウイ、クリ、パパイア、ビワ、メロンなど。ビタミンCは風邪ウイルスに対する抵抗力を高めてくれます。柿、イチゴ、キウイ、レモン、みかん、グレープフルーツなどはビタミンCが豊富に含まれているのでお勧めです。

また、ビタミンAにも免疫力の向上や、鼻、咽喉の粘膜を強くする効果があります。βカロテンは体内でビタミンAに変わるため、βカロテンの豊富な赤肉メロンやアンズ、ミカンなどもお勧めです。

※ご注意:

果物はさまざまな病気の予防や健康作用に期待できる食物ですが、治療するための薬ではありません。すでに病気を患っていらっしゃる方は、何よりもまず医師にご相談下さい。また、栄養素によっては摂取量が多過ぎると体に悪影響を及ぼすことがあります。適量を心がけるようにし、心配な場合は医師に相談して下さい。

◆予防効果が期待できる野菜

オクラ、蕪、南瓜、カリフラワー、キャベツ、小松菜、ゴーヤ、鞘エンドウ、椎茸、春菊、青紫蘇、じゃが芋、生姜、大根、冬瓜、韮、人参、葱、白菜、ピーマン、ブロッコリー、舞茸、法蓮草、水菜、三つ葉、もやし、モロヘイア、蓮根