第1章 野菜と体温 

インデックス 第1節 実際に生野菜と果物は体を冷やすのか?  | 第2節 血管や腸管を緩めるのが陰性  | 第3節 血液サラサラとドロドロ  | 第4節 体温と血液状態を変化させる食べ物  | 第5節 生野菜と果物を避け続ければ通常体温そのものが落ちる  | 第6節 野菜で体を温める  | 第7節 色彩による見分け方  | 第8節 体を温める食べ物と冷やす食べ物の目安(ポイント)
  • 第1節 実際に生野菜と果物は体を冷やすのか?

    生野菜や果物に抵抗を持っている人の特徴で、体を冷やす食べ物という認識を持っている人を多く見受けられます。中国の医学や、昔の健康医学でも「生野菜と果物は体を冷やすから良くない」という記述があるそうです。

    このことは、「体を冷やすのは健康上良い事ではない」という事から、「体を冷やす食べ物は悪い」という風に考えられるようになりました。中国の医学では、体を暖める食べ物を陰性の食べ物といい、冷やす食べ物を陽性の食べ物と別けているそうです。

    暖めるというのはどういう事かというと、血管や腸管を締める働きがあります。締めるから血液がしっかり流れ、循環が良くなり、その結果として体温が上がると考えられます。逆に、身体を冷やすというのは、血液、腸管を緩める作用があり、そのために、血液などの流が締まっている状態よりも悪くなり、体温が下がると考えられます。

  • 第2節 血管や腸管を緩めるのが陰性

    逆に締めるのが陽性と言われています。これらのことが理由で、生野菜や果物を避けている人はいます。しかし、身体を冷やす食べ物と考えられている生の野菜や果物には、加熱調理されたものからは絶対に摂取することができない、酵素が多量に含まれています。

    更に、ビタミンやミネラルや、癌を防ぐ抗酸化物質のファイトケミカルも摂取することができます。なので生の野菜や果物は、たとえ体を冷やす作用があっても、身体にとっては必要な食べ物です。

  • 第3節 血液サラサラとドロドロ

    そして、もう一つ大事な視点で持ってもらいたいのが、「血液をサラサラにしてキレイに浄化してくれる食べ物なのか?」「血液をドロドロにしてしまう、凝結作用がある食べ物か?」いずれかを見極めなければいけません。

    食材には血液をサラサラ(浄化や溶血)にする作用があるものや、ドロドロ(凝結)にする作用するのがあります。すなわち、単に冷やす温めるという視点だけではなく、血液への作用の仕方も考えた食事が大切です。

    ドロドロになれば当然血液の流れが悪くなるので、体温は下がります。サラサラになれば血液の流れが良くなるので冷え症や末端冷え症の改善ができます。

  • 第4節 体温と血液状態を変化させる食べ物

    人体を緩める作用がある食べ物(陰性)と締める作用がある食べ物(陽性)の分類一覧表

    血液をサラサラにする血液をドロドロにする
    陰性の食品
    野菜全般
    果物全般
    豆類全般
    わさび
    胡椒
    カラシ
    白砂糖
    白砂糖を使ったお菓子
    スナック菓子

    牛乳
    化学薬品
    食品添加物
    薬剤
    陽性の食品海藻類
    黒糖
    梅干し
    ゴマ
    植物油(α-リノレン酸オレイン酸)
    黒酢
    納豆
    ソバ
    味噌
    漬物
    唐辛子
    ブラックジンガー
    カボチャ
    サツマイモ
    煮物

    肉類
    魚介類
    チーズ
    玄米
    干物
    バター
    煮干し
    酸化した油
    マーガリン
    リノール酸
  • 第5節 生野菜と果物を避け続ければ通常体温そのものが落ちる

    上記の表を見ればわかるように、生野菜と果物は陰性で体を冷やす作用が確かにあります。だからといって生野菜と果物を避け続ければ、食事からとる酵素が著しく低下する為に、体内酵素がどんどん減少します。

    • 加齢とともの減少する酵素(下の図を参考)
      酸素
      加齢とともに冷え症や末端冷え症がでてくる原因として、体内酵素やコラーゲンなど酵素やホルモンの減少が理由として考えられます。体内酵素が減少していくので、代謝力が低下していき、加齢とともに体温も下がるのです。
      最近、朝の人参ジュースが癌予防で脚光を浴びています。人参とリンゴとレモンで作る、このジュース、実は酵素が大きな役割を果たしていたのです。
    • 加齢とともの減少する酵素(下の図を参考)
      酸素
      代謝の役割の中に体温調整が入っていますが、酵素が減っていくと代謝が正常に行われなくなるので、通常体温そのもの が、どんどん低下していきます。

      もちろん体温だけではなく、代謝全般の作業も、消化力も低下するので、全体的に体は弱く老いていきます。生野菜や果物を避けていると確かにその時の体温低下は避けられます。

      しかし、酵素も取り入れなくなるので、生野菜や果物をバランスよく食べている人と比べれば、加齢や老いを早く感じてしまうと考えられています。

    ◆結論:冷えた体は温めてやればいいだけ

    要は、冷えた体は温めればいいだけです。生野菜や果物が持つ酵素や栄養が、身体にとっては、なくてならないものと、十分に理解できると思います。食べることによって冷やしてしまう食材があるなら、その後に温めてあげればいいだけの事です。

  • 第6節 野菜で体を温める

    夏には毎日のように暑い日が続きます。暦の上では立秋のお彼岸が境目でしょう。秋に近づいているようですが、日本では「残暑」という言葉があるように、まだまだ蒸し暑い日が続き「暑さ寒さも彼岸まで」の季節感覚のとおりです。

    また、エコが叫ばれ節電が推奨されているので、様々な節電テクニックを皆さん持っていることと思います。そうは言っても熱中症で入院するよりもエアコンを使うのが賢いでしょう。ここでは「体温を下げる食事や食材」をご紹介します。これを知っておけば、毎日の料理の参考にもなりますし、ほんの僅かですが節電の一端を担うことが出来ます。

    ◆食材編:夏野菜は体を冷やす

    夏が旬の野菜は体温を下げてくれます。太陽をたくさん浴びて育った野菜には、体を冷やす効果もあり、もちろん夏バテ対策にもなるのでより積極的に摂りましょう。

    胡瓜、トマト、レタス、セロリ、玉蜀黍などはサラダに、茄子、アスパラガス、もやし、小松菜、法蓮草、白菜、ピーマン、青梗菜などは油で炒めるとより栄養価がアップします。

    果物にも体温を下げる効果があります。また自然の甘みにより、アイスやケーキなど砂糖を使うお菓子よりもずっとヘルシーであることは周知の事実です。女性にとっては、どちらを選ぶべきか一目瞭然ですね。

    バナナ、西瓜、柿、メロン、梨、蜜柑、葡萄、レモン、グレープフルーツ、オレンジ、ライム、マンゴー、パパイヤ、苺、パイナップル、キウイなどです。

    最近はスーパーでも安く売っていますし、お好みの果物とヨーグルト、氷をミキサーにかけて簡単スムージーにするのが個人的にはお薦めです。忙しい朝にもまとめて果物を摂取出来ます。夏バテから食欲が減退する夏はバナナなど食物繊維の多いものを食べて、健康維持に努めましょう。(夏バテって痩せた人に多く、肥満の人は良く食べます)

    また魚介類では牡蠣、赤貝、まぐろ、もずくなどがお薦めです。もずくなどサラサラいける食材は、疲れた時にも食べやすく嬉しいものです。疲れている日の晩御飯に一品添えるだけでもいいです。

    まぐろは脂の多いトロではなく、赤身を選びましょう。野菜と組み合わせて海鮮サラダを作れば見た目も華やか涼やかな食卓になります。

    ◆食事メニュー:熱いメニューで汗をかく

    たまに「夏こそ熱いラーメン!」「暑い日はカレー!」という好みの人がいます。実は、これは特別な嗜好ではなく、とっても理にかなった意見なのです。夏は暑くて冷たいものが食べたくなりますが、実は夏こそ熱いメニューを食べることが体温を下げることにつながります。熱いメニューを食べれば、もちろん汗をかきます。

    汗は体温を下げる為に出すものなのです。逆に冷たいものばかりを食べれば、汗をかきにくくなり、体温調節機能を鈍くさせてしまうのです。子どもの頃に「冷たいものばかり食べ過ぎるな」と注意された経験は誰にでもあると思います。アイスやジュースばかりでは、胃の中の温度を極端に下げてしまい、下痢を引き起こすこともありますし、汗の抑制にもなってしまうのでお母さんのアドバイスは正しかったという訳です。

    熱い料理、更に言えば辛い料理こそ汗をかいて体温を下げてくれる料理なのです。カレーやスープのように大量の野菜を煮込んで作る料理ならば、野菜の栄養素を一気に摂りつつ胃を温めてくれるので定番ですがお勧めです。

    また、香辛料や唐辛子を使った料理もお勧めなので、茄子や白菜を使って本格中華に挑戦してみてはいかがでしょうか。また、どうしても冷たい冷やし中華や素麺が好きだという人も、薬味を加えるのと加えないのではまったく違います。刻み生姜や生姜汁を加えて、冷たいものを食べつつ胃を温めてくれるよう工夫してみてください。

    もちろん節電効果と言ってもほんの少しではありますが、暑いからと言って冷たいものをやたらと食べるだけでなく、温かい料理、胃を温めてくれる料理、汗をかきやすい料理を食べて体温調節をしっかりして快適な夏を過ごしましょう。

    ◆寒い冬に:野菜で体の芯から温める

    風邪なんかに負けない強い体質づくりを意識しましょう。食べ物の性質を知り、組み合わせや食べ方で美味しく、温かく、元気に、冬ならではの食を楽しみましょう。食べ物には、体を温める食材と冷やす食材があります。食べ方も体を温める食べ方と冷やす食べ方があります。

    一般に、野菜は体を冷やすと単純に思われがちですが、現在では一年中を通して、体を冷やす夏野菜や南方産の果物などを体を冷やす「生で食べる」習慣が広まってしまったからです。

    しかし、本来野菜に含まれるビタミンCやビタミンEは、冷え症に効果があると言われているもので、ビタミEは血行を良くするはたらきと、体内のホルモン分泌を調節する働きがあります。

    また、ビタミンCには、血液の主要な材料となる鉄分の吸収を促進、毛細血管の機能を保持する働きがあります。冬野菜に限らず、ビタミンCを含む果物やビタミンEを含む穀物や豆なども体を温める食べ物なのです。

    <葱、生姜、唐辛子>

    厳しい寒さを向かえて忘れてならないのが、体を温める食材として、葱、生姜、唐辛子などがあります。普段からは薬味やスパイスとして活躍している食材ですが、血行を促進する効果があり、体を温めるのに優れた食材として、あらためて冬場のお料理に活かしたいものです。

    ●葱

    葱には、葱の白い部分を食べる根深葱と葉の部分を食べる葉葱があります。白い部分は淡色野菜、葉の部分は緑黄色野菜です。葱特有の辛味成分はアリシンには、血行をよくし体を温める作用があります。葉の部分にはカロチンやビタミンCが含まれ、風邪予防に効果あります。

    ●生姜

    辛味成分であるジンゲロンやショウガオールには発汗を促す作用があり、冷え症だけでなく風邪の初期症状の緩和に効果があります。

    ●唐辛子

    辛いものを食べると体が熱くなりますが、その代表が唐辛子です。赤唐辛子の他、チリペッパー、カイエンペッパーなど種類が豊富ですが、カプサイシンと言われる辛味成分に体を温める効果があるのです。カプサイシンには、毛細血管の血液循環を良くする働きがあります。また、唐辛子は皮下脂肪の代謝を促進させ、肥満防止やダイエットにも使われます。

    ◆体を温める野菜

    南瓜、玉葱、韮、大蒜、大蒜の芽、葱、赤唐辛子、生姜、大根、蕪、牛蒡、白菜、芋類、赤ピーマン、紫蘇、人参、豆類、ブロッコリー、ピーマン、胡麻、山芋、小豆、もち米、茹でたキャベツ、切り干し大根 など

    ◆体を冷やす野菜

    胡瓜、茄子、トマト、セロリ、レタス、もやし、オクラ、法蓮草、生キャベツ、苦瓜、冬瓜 など

    冬場に体を冷やす野菜を食べたい時には、煮物にしたり炒め物やスープにしたり、火を通して温野菜にして食べることがお勧めです。また、生のままの野菜はその性質に関係なく、体を冷やすということを忘れないでください。

  • 第7節 色彩による見分け方

    ●体を温める食べ物(キーワード:赤、黒、オレンジ)

    根菜類牛蒡、人参、レンコン、葱、玉葱、山芋
    動物食品赤身の肉、卵、チーズ、魚、魚介類
    色の濃い食品赤ワイン、和菓子、黒砂糖、紅茶、韮
    北方産の果物林檎、さくらんぼ、葡萄、プルーン
    塩気のある食べ物味噌、醤油、明太子、ちりめんじゃこ、漬物、佃煮

    ●体を冷やす食べ物(キーワード:青、白、緑)

    水っぽいもの水、酢、牛乳、ビール、ウイスキー、コーラ、生野菜サラダ
    南方産バナナ、パイン、レモン、トマト、胡瓜、西瓜、コーヒー、緑茶
    白っぽいもの白砂糖、化学調味料、化学薬品
    柔らかいものパン、バター、マヨネーズ、クリーム

    ◆体を温める食事のポイント

    1.野菜の煮物や温野菜のサラダ、野菜スープがよい
    野菜には冷え性に効果があるビタミンCやE、食物繊維がたっぷりです。血行不良や冷えを増長する便秘も解消してく れます。
    ①金:体を温める野菜
    地下で成育する根菜類
    玉葱、大根、牛蒡、人参、南瓜、芋
    ②銀:体を冷やす野
    地表で成育する野菜類
    胡瓜、南瓜、茄子、トマト
    ③銅:中間で嗜好のもの
    地上で生育する果物類
    蜜柑、林檎、桃、梨
    2.血行を良くする食品
    香辛料(唐辛子、大蒜、生姜)、ホットウーロン茶、少量のお酒、葱、玉葱など
    <注>食べ過ぎは禁物で、胃腸が弱っているときには控えた方が良いです。
    3.疲労回復に良いクエン酸
    梅干、レモンに多いクエン酸はエネルギー代謝を高める
    4.甘くて冷たいデザートは冷え性の大敵!
    血行を悪くし、体温調節や自律神経の働きを低下させる。
    5.肉、魚、大豆製品が良い 特に、マトン(羊)肉が最適
    良質の蛋白質は自律神経と体温調節の働きを正常にします。体温をゆっくり上昇させ、体の中から温める効果があります。脂肪酸の燃焼を高めるカルニチンはマトン(羊肉)に多く、「ジンギスカン」料理こそ冷え性と夏バテの対策に最適です。スタミナ強化とダイエットにも効果的です。
    6.おいしい食事は新陳代謝を高める!
    同じカロリーの食事でも、一人で味気ない食事を食べるより、家族や友人達とおいしい食事を楽しむ方が、体からたくさんの熱を作り出します。

    ◆体を温める食べ物・食材と体を冷やす食べ物・食材

    東洋医学の食療法に用いられる薬膳では、この食材の性格を「食性」と呼び、「陽性」「平性」(または間性)、「陰性」3つの性質(食性)に分けています。

    1.陽(温・熱):体を温める食べ物(食材)
    温性(体がぽかぽかします、熱性(体が熱くなります)
    2.平:陽、陰のどちらにも偏らない中間の穏やかな性質の食べ物(食材)です。
    平性(体を冷やすことも温めることもしません)
    2.陰(涼・寒):体から熱をとる、体を冷やす食べ物(食材)
    寒性(体を冷やします)と涼性(体を涼やかにします) しかし、この食性は加熱や加工で変化することがあります。

    陽と陰のどちらが良いということではなく、下記の食べ物・食材一覧表等を参考にして、季節や生活環境に合わせ、偏らずバランスよく摂取することが大切です。

    冷え性の人は、これまで食べていた陰性の食べ物(食材)をまったく制限してしまうことは、現実的でないばかりか、それら陰性の食べ物(食材)から摂取できるはずの栄養素までも制限してしまうことになるため、合理的とは言えません。

    それよりも、それら陰性の食べ物(食材)は、加熱調理することにより、或いは体を温める香味野菜、香辛料、調味料その他の食べ物(食材)とうまく取り合わせることにより、体を冷やさない食べ物、体を温める料理に替えて、食べるようにすべきです。そのうえで、冷え性の人は、体を温める食べ物(食材)を積極的に食べるようにすれば良いのです。

    ◆食性から見た体を温める食べ物と体を冷やす食べ物

    東洋医学の食療法に用いられる薬膳では、この食材の性格を「食性」と呼び、「陽性」「平性」(または間性)、「陰性」3つの性質(食性)に分けています。

    1.穀類・豆類
    もち米、黒米、小豆、黒豆
    うるち米,蚕豆、大豆、玄米,玉蜀黍、黒パン
    粟、小麦、白いパン、豆腐、鳩麦、稗、緑豆、緑豆もやし
    2.野菜・きのこ類
    ウド、蕪、南瓜、辛子菜、グリーンアスパラガス、小松菜、薩摩芋、紫蘇の葉、玉葱、つくし、菜の花、韮、人参、葱、パセリ、ピーマン、ふき、山芋、蓮根、らっきょ、わけぎ、わらび
    白木耳、キャベツ,里芋、椎茸,じゃが芋、春菊、筍、青梗菜、なずな、ブロッコリー、百合根
    かいわれ、キュウリ、黒木耳、くわい、蒟蒻、しめじ、白瓜、芹、セロリ、大根、たんぽぽ、冬瓜、トマト、茄子、苦瓜、白菜、糸瓜、法蓮草、まくわ瓜、蓬、レタス
    3.果物・ナッツ類
    杏、杏仁、オレンジ、銀杏、栗、胡桃、胡麻、サクランボ、柘榴、さんざし、棗、松の実、陳皮、桃、ココナッツ、ライチ
    林檎、苺、無花果、梅、金柑、グレープフルーツ、李、桃仁、落花生、葡萄、プルーン
    柿、キウイ、西瓜、梨、バナナ、琵琶、蜜柑、メロン、柚子、レモン、パイン、羅漢果
    4.肉・卵
    鶏肉,鶏レバー、豚レバー、羊肉、鹿肉、牛の骨や髄
    鯵、鮑、烏賊、貝柱、牡蠣、海月、鯉、鯖、細魚、白魚、白身魚、鱸,鯛、蛸、太刀魚、泥鰌
    浅蜊、鰻、雲丹、蟹、蜆、田螺、蛤、鱧
    5.水産物
    穴子、鰯、海老、干し海老、鰹、鮭、ちりめんじゃこ、海鼠、明太子
    鯵、鮑、烏賊、貝柱、牡蠣、海月、鯉、鯖、細魚、白魚、白身魚、鱸,鯛、蛸、太刀魚、泥鰌
    浅蜊、鰻、雲丹、蟹、蜆、田螺、蛤、鱧
    6.香辛料・調味料
    生姜、胡椒、山椒、クローブ、酒、天然塩、唐辛子、七味唐辛子、豆板醤、シナモン(肉桂)、大蒜、八角、フェンネル、山葵、味噌、醤油
    黒砂糖、氷砂糖
    白砂糖、合成酢、オイスターソース、テンメンジャン,トウチ
    7.油脂
    大豆油、ピーナッツ油、ひまわり油、サフラワー油
    紅花油
    バター、マヨネーズ
    8.その他
    紅茶、赤ワイン、紹興酒、日本酒、ココナッツミルク,葛
    ウーロン茶、蜂蜜、黒蜜
    コーヒー、緑茶、牛乳、清涼飲料水
  • 第8節 体を温める食べ物と冷やす食べ物の目安(ポイント)

    1.寒い地方で産出された食べ物:冬が旬の食べ物(食材)は体を温める

    北方産の食べ物は体を温め(陽性食品)、南方産の食べ物は体を冷やす(陰性食品)。北方に住む人はただでさえ寒いのだから、自然に体をあたためる食べ物(食材)を摂るよう になり、また、それが育つ。南方に住む人は暑くて仕方がないから、そこでは体を冷やす食べ物(食材)と摂るようになり、また、それらがよく収穫されることになる。

    たとえば、そば、塩しゃけなどの北方産の食物は体をあたためる。また、果物は一般に体を冷やす作用があるが、例外としてリンゴ、サクランボ、ブドウ、プルーンなど、コーカサス地方原産の果物は体を冷やさない。

    2.色の黒っぽい食べ物、濃い食べ物、暖色(赤・黒・黄・橙色)の食べ物は体を温める。

    黒豆、小豆、ひじきなの黒に近い色をしているものは、体を温める。また、白米より玄米、緑茶より紅茶、白胡麻より黒胡麻、白砂糖より黒砂糖、白ワインより赤ワインなど、色の濃いもののほうが体を温める。

    肉や魚も、白身より赤身が体を温める。肉の中でも、レバーや羊肉は、体を温める食材です。

    3.地下でエネルギーを蓄えた食べ物は体を温める。

    地面の下に埋もれているものは、体を温める性質をもっています。根菜類やイモ類は自分に熱があるので、熱い太陽から逃れようとして、地面の下へ深く伸びようとします。逆に冷たい性質をもつ食材は、熱を得ようと太陽に向かって伸びていきます。

    4.水分が少なく硬い食物:柔らかいものより体を温める

    柔らかい食物は、水分や油分を多く含み、体を冷やします。水分は体に大切なものですが、摂取した水が尿や汗として排出されないと、水分が体に溜まって体を冷やすことになります。油は水とは反対の性質ではあるが、体を冷やすということでは同じです。

    5.塩、ナトリウムNaの多い食べ物は体を温める。

    塩、味噌、しょう油、明太子、ちりめんじゃこ、肉、卵、チーズ、漬物、根菜(牛蒡、人参、蓮根、葱、玉葱、山芋など)は体を温める食べ物です。

    6.酢、カリウムKの多い食べ物は体を冷やす

    葉菜、北方産以外の果物、牛乳、ビールなどは体を冷やす食べ物です。

    7.温めも冷やしもしない食べ物(間性)に注目

    玄米、トウモロコシ、いも類、大豆、などは、体を温めも冷やしもしない「間性」(陰陽のどちらにも偏らない穏やかな性質=平)という食べ物(食材)で、黄~薄茶色の中間色をしている。

    8.体の余分な水を出す食べ物(食材)

    汗や尿があまり出ず体がむくむのは、代謝が悪く、体内の余分な水分を排出できないからです。これらの食材で排出しましょう。

    【小豆・黒豆・鳩麦】
    小豆や黒豆には強い利尿作用があり、体内の水分をとって、むくみを解消してくれる。鳩麦は体を冷やす食べ物だが、水分からくるだるさを解消してくれる。
    【生姜】
    生姜の辛味成分のジンゲロールとショウガオールが、体を温め、胃液、唾液の分泌を促進してくれる。
    【唐辛子】
    赤、青ともに刺激的な辛味が血管を拡張させ、血液の循環をよくするために発汗します。
    【らっきょう】
    利尿効果がある。消炎作用もあり、気をめぐらせて痰をとってくれる。葱、韮、大蒜と同じ百合科の仲間で、成分も同様です。
    【プルーン】
    便通がよくなり、鉄分が豊富で造血効果がある。元々が北方産の果物なので体も温めます。
    【黒米】
    米の成分は玄米と同じです。食物繊維が豊富で便秘に効果的で、ビタミン、ミネラルも豊富です。
    【スパイス類】
    胡椒、マスタード、八角、クローブ、シナモンなどは、発汗利尿作用があり強い香りに食欲も促進され、元気が出ます。

    ◆体温を上げる食事:食生活改善で体温は上がる

    体温を上げる食材や料理はどんなものがあるでしょうか?毎日、意識して食べることが体温上昇には大切です。体温が低いと2つの危険があります。ここでは、どんな食材を食べれば体温が上がるのか?逆に体温が下がるのかを説明します。

    1.食事と体温の関連性

    食事を摂ると、身体が熱くなったり、汗をかくことってあります。熱々のラーメンやキムチ鍋を食べると汗をかくのは理解できますが、そんなに熱いものを食べてなくても、身体が熱くなることがあります。この現象を食事誘発性熱産生と言います。

    食事誘発性熱産生とは、簡単に説明すると、食事によって代謝が一時的に上がることです。代謝が一時的に上がっているので安静にしていても体温が上がります。つまり、食べた食材が食べてるそばから、エネルギーに変えられて発熱している訳なのです。

    この食事誘発性熱産生はどんな料理を食べても、等しく体温が上昇する訳ではありません。食べた食事、すなわち栄養素の種類によって、エネルギーの消費量は変わってきます。蛋白質のみを摂取したときは摂取エネルギーの約30%、糖質のみの場合は約6%、脂質のみの場合は約4%で、通常の食事はこれらの混合なので約10%程度になります。

    即ち、蛋白質のみを摂取すると、かなりのエネルギーが消費されることが分かります。つまり、蛋白質のみを摂取すると、体温が一番上がるということを意味しています。このように食材と体温は密接に関係していています。

    現実的に蛋白質のみを摂取するというのは難しいです。では、どのような食材を摂れば体温が上がるのでしょうか?また、食事の中には体温を下げる食材というのも存在します。

    ◆体温を上げる食材

    食事にはただ、熱々の食べ物ではなくても、体温を上げるものがあります。すぐに思いつくのは、辛い食べ物。あとは生姜なども身体を温めると一般的に言われています。ここでは、体温を上げる食材を列挙します。

    東洋医学では、食材は「陰性」と「陽性」に分けられます。陰性の食材とは身体を冷やす性質を持ち、陽性の食材は身体を温める性質を持つと言われています。したがって、体温を上げて低体温を解消したいのであれば、積極的に陽性の食材を摂ることが大切です。

    (熱性食品) 身体を温める食品
    果物胡桃 栗
    野菜大蒜 山椒 胡椒 唐辛子 芥子 韮 葱 ラッキョウ  生姜 パセリ 人参 南瓜 春菊 蕗・山菜類
    魚介牡蠣 なまこ マグロ 鯛 鰻
    肉類羊肉 鶏肉
    調味酒 餅

    体温を下げる食材

    では、逆に体温を下げる食材とは何でしょうか?基本的に、寒性食品と呼ばれる身体を冷やしてしまう食材には、水分をたっぷりと含んだ夏野菜がおおいようです。

    (寒性食品)身体を冷やす食品
    果物柚子 レモン 蜜柑 梨 枇杷 林檎 西瓜 バナナ パイン
    野菜アスパラ セロリ チシャ 苦瓜 蕪 茶 法蓮草 牛蒡 胡瓜 冬瓜 モヤシ 茄子 トマト
    魚介鮑 雲丹 蛸 蟹 アサリ 昆布 蛤
    調味味噌 塩 ビール