第2章 癌の予防 

インデックス 第1節 一次予防と二次予防  | 第2節 癌を防ぐために  | 第3節 癌予防の12カ条(提唱:国立癌センター)
2節図3
資料 ハーバード大学(食事・喫煙が原因!)

癌を発生させる要因は、30%は食事で30%は煙草とされています。その他は、運動不足、遺伝、職業、ウィルス、細菌と続いています。禁煙をし、食生活を中心とする生活習慣を改善することで、癌になるリスクを大幅に減少させることが可能です。


  • 第1節 一次予防と二次予防

    癌の発生を促す物質を体内に取り込まないようにして癌の発生を防ぐことを一次予防といいます。定期的に癌検診を受診し、癌の早期発見・早期治療に心がけて癌による死亡を予防することを二次予防といいます。

    わが国では検診などに重点を置いた二次予防を中心に癌対策が進められてきましたが、近年癌の原因・危険因子もかなり解明され、癌抑制物質も調べられ、癌の一次予防も可能となってきました。

  • 第2節 癌を防ぐために

    ・禁煙をする
    煙草の煙の中には数十種類の発癌物質が含まれます。煙草を吸う人と吸わない人を比較すると、吸う人には明らかに発癌の危険性が増える可能性がみられ、それも多くの臓器に渡っています。
    ・食生活を改善する
    偏食せず、品目数を多く摂取するように心がけ、バランスのとれた食生活をすることが望ましいでしょう。
    ・控えたい食品
    塩分の摂り過ぎに気をつけましょう!
    →塩分濃度の高い食品を多く食す地域には胃癌発生率が高いといわれています。
    動物性脂肪の摂り過ぎに気をつけましょう!
    →大腸癌、乳癌の発生を促します。
    大量の飲酒に気をつけましょう!
     →肝癌、大腸癌、前立腺癌などと関連が深いといわれています。
    ・摂取したい食品
    ビタミンCやEを豊富に含む緑黄色野菜や果物、緑茶など
    →胃癌、大腸癌、肺癌、子宮癌など、多くの部位の癌の予防に効果があります。
    食物繊維を多く含む食物
    →大腸癌の予防に効果があるといわれています。
  • 第3節 癌予防の12カ条(提唱:国立癌センター)

    全く癌に罹らないようにすることは難しいですが、ある程度は防ぐことができます。そこで日常のなかで「できるだけ癌の原因を追放していこう」ということから生まれたのが「癌を防ぐための12ヵ条」です。この12ヵ条を積極的に実行すれば、癌の約60%が防げるだろうと考えられています。

    ①バランスのとれた栄養バランスのとれた栄養をとる(いろどり豊かな食卓にする)
    2節図3 偏食せずにいろいろなものをバランス良く食べることは、栄養面ばかりではなく発癌の危険を低下させるという点からも大切です。
    ②毎日、変化のある食生活を(ワンパターンではありませんか?)
    2節図3 変化のある食生活好きなものを繰り返し食べがちですが、バラエティーのある食生活を心がけましょう。
    ③脂肪は控え目に、食べ過ぎを避け、脂肪は控え目に(おいしい物も適量に)
    2節図3 食事は腹八分目にし、脂肪の摂り過ぎには十分気をつけましょう。
    ④お酒はほどほどに(健康的に楽しみましょう)
    2節図3 飲酒中お酒はほどほどに、煙草は極力控えるよう努力し、強いお酒は薄めて飲むか、水と一緒に飲むようにしましょう。まずはお酒はほどほどに。
    ⑤禁煙:煙草は吸わないように(特に、新しく吸いはじめない)
    2節図3 肺癌予防のため禁煙を心がけましょう。また、本数を減らしましょう。
    ⑥食べものから適量のビタミンと繊維質のものを多くとる(緑黄色野菜をたっぷりと)
    2節図3 ビタミンA・ビタミンC・ビタミンEや繊維質には発癌を防ぐ働きがあります。
    ⑦塩辛いものは少な目に、あまり熱いものは冷ましてから(胃や食道をいたわって)
    2節図3 塩辛いものは少な目に、あまり熱いものは冷ましてから塩分の多い食品を大量に食べないようにし、できるだけ塩味を抑えた調理を心がけましょう。また、食塩と同様に熱いものは癌が発生しやすい状況を作るので、熱いものは冷ましてから食べることをお薦めします。
    ⑧焦げた部分は避ける(突然変異を引き起こします)
    2節図3 焦げた部分は避ける、焼け焦げには発癌物質が含まれています。焦げた部分を大量に食べることは避けた方がよいでしょう。
    ⑨かびの生えたものに注意(食べる前にチェックして)
    2節図3 ナッツ類やトウモロコシにつくかびには強い発癌性が認められています。食べる前によく確かめましょう。
    ⑩日光に当たり過ぎない(太陽はいたずら者です)
    2節図3 真っ黒に日焼日光に当たりすぎないけするほど肌を焼くことは、なるべく避けましょう。
    ⑪適度にスポーツをする(いい汗、流しましょう)
    2節図3 気分転換・健康づくりのために、積極的に機会をつくって適度なスポーツを楽しみましょう。
    ⑫体を清潔に(さわやかな気分で)
    2節図3 体を清潔に毎日体を清潔に保つことで癌が予防できます。皮膚の汚れのたまりやすい部分を、いつも清潔に保つように心がけましょう。