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九品山唯在念佛院() 浄真寺(じょうしんじ) [九品仏・浄眞寺] ★★★ 浄土宗

歴史4 phrases

この地は、元は世田谷吉良氏系の奥沢城であった。 小田原征伐後同城は廃城となったが、寛文5年1675に当地の名主七左衛門が寺地として貰い受け、延宝6年1678珂碩上人(かせきしょうにん)(元禄7年169410月7日寂)がこの地に浄真寺を開山した。

九品仏(くほんぶつ)とは、浄土教における極楽往生の9つの階層(上品上生・上品中生・上品下生・中品上生・中品中生・中品下生・下品上生・下品中生・下品下生)を表しており、それぞれ印相が異なる。 3体ずつ上品堂(じょうぼんどう)中品堂(ちゅうぼんどう)下品堂(げぼんどう)に安置されている(この3堂を併せて「三仏堂」という)。 本尊の釈迦如来(珂碩の作)と九品仏は、いずれも正統な寄木造の手法によって造像されている。

開山の珂碩上人は武蔵国出身。江戸霊岸寺大島村念仏堂に移り住んでから、弟子珂憶(かおく)(浄真寺2世)とともに寛文7年1667、に9躯の阿弥陀如来坐像(九品仏)を完成させた。しかしこの地が洪水の被害にあったため、延宝6年1678、4代将軍家綱から奥沢城跡のこの地を賜り浄真寺を創建すると、阿弥陀如来像はこの地に移された。(Wikipedia、本堂で配布されているパンフなどによる)

3年に一度、5月5日にお面かぶり二十五菩薩来迎会)が催される。これは25菩薩に扮した信者らが楽人や稚児らとともに、本堂と上品堂の間に架けられた橋を三度渡る行事。東京都の無形民俗文化財。 二十五菩薩に扮してこの行事に参加した者は極楽往生できるとされる。 この時は、仁王門(紫雲門)の楼上に安置されている阿弥陀如来像と二十五菩薩像も開帳される。 ちなみに次回は2020年5月5日に開催される。(浄真寺 お面かぶり - 東京都世田谷区 - 5月5日に前回の様子が詳細に掲載されている。)

ひとくちメモ2 phrases

東急大井町線の九品仏駅より、徒歩1分足らず。 参拝客には便利で優しいなお寺である。 境内は参道両脇の黒松・イチョウ・カエデなどなど多数の緑に包まれている。 本堂に上がり、本尊の前でしばし念仏。 その後、本堂の西側の三仏堂に参拝。 9体の阿弥陀如来が並んだ姿は圧巻である。

境内には他に、開山堂・観音堂・仁王門・阿育王塔・閻魔堂などがみられる。 作者の参拝はこれで確か3度目と思う。昔々(1975年頃)は東急線から三仏堂が拝めたような(線路に面して9仏が並んでいた)記憶がある。 伽藍配置が変更されたのか、作者の勘違いか?