お寺めぐりの友

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岩谷山() 心覚院(しんがくいん) 浄土宗

歴史

境内の案内板の内容を下に記す。

国指定文化財 木造阿弥陀如来立像

心覚院は松原町に所在する古刹である。 元和6年1620の吉田氏による浜田城築城の際、亀山にあった天台宗来迎寺をこの地に移したとされ、寛文年間1661-1672に浄土宗に改宗し心覚院と称している。

心覚院の本尊である木造阿弥陀如来立像は鎌倉期仏像の模範作で、ヒノキ材一本造りである。 像高は96.5cm、玉眼入り漆箔像(しっぱくぞう)踏割蓮華座(ふみわりれんげざ)に立ち、来迎印(らいごういん)を結んでいる。

背刳(せぐ)りの胎内には阿弥陀坐像の摺仏(すりぼとけ)が納められ、背刳り板の下段裏に「けんちやう七年」(建長7年1255)の造像銘が記されている。

大正9年に国宝に指定され、昭和25年の文化財保護法の施行によって、重要文化財となっている。

平成24年3月 浜田市教育委員会

ひとくちメモ

門前は道路をへだてて港となっている。 入江の奥である。 寺より直線距離で60mほどの岬の突端には巨大な会津屋八右衛門の石碑が立っている。 その案内板によれば、江戸期はこのあたりは外浦(とのうら)とともに裏日本屈指の良港として栄え、多くの廻船問屋がひしめいていたという。 現在でも寺の西側は入り組んだ町並みとなっており、当時の面影が残されているようである。

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