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海雲山(かいうんざん) 海蔵寺(かいぞうじ) [海蔵禅寺] [未] 曹洞宗

歴史

伊藤氏メモ以下は、『白石町史』による。

伝によれば、弘法大師空海は当地の道目橋に船をつなぎ、この付近の民家で数夜を明かした。大師は、そこの老爺に案内されて稲佐山を開き、その南方の横平山(よこひらやま)に鎮座していた三社を現在の位置に移し、後年の稲佐山十六坊の盛況を見るきっかけを作った。その間、大師はしばしば道目の老爺夫婦を訪ね、ここに当寺を開く基を作った。

その後、大師は黒髪山に行き真言の道場を開くことになるが、当地における真言宗又は大師信仰の門戸となったのが当寺であるという。この由緒ある寺域に文禄年中1592-1596東明寺(とうめいじ)(白石町辺田(へた))の末寺として当寺が建立され、寛保3年1743実宗忍海が伝法初代となり再建した。忍海は、大福寺(白石町福富下分)の開山・伯宗行寂(享保15年1730寂)の法系につらなる人物である。

毎年4月21日、御影供(むえく)と呼ばれる弘法大師空海の法要が、稲佐山大師堂と当寺で行われる。弘法大師信仰の一大霊場で、白石地区はもとより、筑後川沿岸・洞海島辺りまでから参詣者があり、昔は参道には所狭しと出店や見世物小屋が立ち並んでいたという。

なお、当寺は白石新四国八十八箇所霊場の出立地(0番札所)である。()

ひとくちメモ

伊藤氏メモ[築切(ついきり)の御大師]と呼ばれる秘仏があるが、開帳は50年に1度という(次の開帳は2035年)。門前には[金剛山海蔵庵草創の地]の石碑と六地蔵塔が立っている。古めいた山門を入って左手には、十三仏堂・弘法大師像・不動明王像・十三仏堂・六地蔵堂が順に並んでいる。()

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