お寺めぐりの友

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()薬師堂(やくしどう)☆☆☆仏教礼拝所

歴史

薬師堂前の案内板の内容を下に記す。

佐賀県重要文化財(彫刻)木造薬師如来坐像及び脇侍菩薩立像

この薬師如来坐像及び脇侍菩薩立像は、かつて櫛田宮本地仏(ほんちぶつ) (神は仏の化身との考えに基づく神の本来の姿である仏)であったが、明治初年の神仏分離政策によって現在地に移されたものである。

薬師如来坐像は、像高102cm [1]、右手を胸前に上げ、構造は桧材による寄木造りで内刳り(うちぐり)が施され、表面は漆地に金箔を押している。

本像は肉髻(にっけい)(頭部の隆起)が高く、眼には水晶を入れず彫眼(ちょうがん)としており、 また大らかな体躯やゆるやかな衣紋は古い様相を示しているものの、肉感的な表情や段丘状の衣紋の姿は鎌倉時代後期の特色であり、平安時代の像を、後に模造したものと考えられる。

両脇には日光・月光菩薩像が立っている。 両像とも像高は105cm。桧材による寄木造りで、内刳りを施し、玉眼(眼に水晶を入れ、写実的に表現する技法)となっている。 体躯の把え方は抑揚をつけて自然味を失わないようにし、衣の(ひだ)は反復を抑えて写実性を追求している。 両像の作風は南北朝時代に一般的なものといえる。

以上のように、薬師如来像と脇侍菩薩像は同時期の作例ではないが、県内でも数少ないすぐれた本地仏として貴重な存在である。

神崎町教育委員会

ひとくちメモ

薬師堂は施錠されており、前扉に小窓があったが、内部は薄暗く薬師如来を拝むことはできなかった。 薬師堂前には大師堂もある。

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脚注

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