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() 熊野磨崖仏(くまのまがいぶつ) [熊野神社] ★★ 神道

歴史

当磨崖仏は、ここより45mほど上に登った所に鎮座している熊野神社付属のもののようである。 パンフレットによれば、伝説では養老2年718仁聞菩薩の作。 一方、古文書[1]の安貞2年1228の項に「大石石屋」「不動石屋」のことが記されている。 『六郷山28本寺目録』(仁安3年1168)に胎蔵寺の記録が初めて現れる。 このような事からこれらの磨崖仏は藤原末期と推定されるという。 磨崖仏は国指定史跡重要文化財。 熊野神社の縁起については「紀州熊野よりお迎えした」としか記されていない。

上の電話番号は宗教法人熊野神社 熊野磨崖仏管理委員会のものである。

ひとくちメモ

素晴らしい!!実物をご覧にお詣りください。

胎蔵寺の門前の案内所で拝観料を納め、杖を借りて参道口より山登り。 参道口より、255mほど迄はだらだらの坂道。 参道左手は川のようであるが、川底には石がびっしりとしきつめられている。 鳥居前に到着。 ここからが、「鬼が一夜で築いたという石段」である。 約100mで磨崖仏に到着。 磨崖仏を拝む前に熊野神社へさらに登る。 石段の角度がさらに急になる。 約45mで熊野神社境内にたどり着く(概略境内図をページの最下部掲示しています)。 作者は冬用のバイク装束の為汗びっしょり。 上下のバイク装束を脱ぎクールダウン。 参拝後磨崖仏に下る。 そこでもクールダウン。 山内は、先客の男性の方と私2人きりであった。 熊野神社境内より案内所に降りるまで、ずっとバイク装束を左手にかかえ、右手には杖のスタイルであった。

参道口より、磨崖仏まで約350m。標高差約95m。 「石段」は石段というより、岩の川の様。 岩には苔も生えている。 登りより下りが辛い。 両手がふさがって鉄製の手すりを掴まれず何度かスリップして転落しそうな場面があった。

写真は 磨崖仏 熊野神社境内 参道口 参道 その他の画像 の順に掲示しています。

磨崖仏

左手に不動明王、右手に大日如来の配置。 不動明王の両脇には、脇侍の二童子も刻まれていたというが、これは確認できない。 長い間の風雪により剥離したようである。 大日如来の頭上には種子曼荼羅(しゅじまんだら)が確認できる。

ここの大日如来のお姿は頭部は螺髪(らほつ)(ブツブツの髪の毛)である。 作者がいつも拝む大日如来は宝冠をかぶったお姿。 頭上の種子曼荼羅との関係で大日如来と推定されているのかもしれないが、 ド素人の作者には、阿弥陀か薬師如来としか思えない。 胎蔵寺のホームページでは、 同寺の住職は薬師如来ではと述べておられる。


熊野神社境内

本殿の裏側は、岩に食い込んでいる。


参道口

案内所には無料の杖が置いてある。 建物の半分は無料の休憩所となっている。 テーブル・椅子などが設置されているのがありがたい。


参道

鳥居の笠木の直下に輪(台輪)がはめ込まれている。 作者は山口県萩市の円政寺参拝の折、 寺の職員の方から「かなり珍しいもの」と伺ったことがある。


脚注

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