境内の案内板によれば、松江城(八代城)築城以前には松江村にあったと伝えられる。 一時荒廃したが、寛文2年(1662)、八代城下の石原町に移転。寛文5年(1655)、八代城主松井寄之の夫人崇芳院が、夫の病気平癒を願って現在地に再興し、八代城と城主の安寧を祈祷する寺となったという。
本尊は木造薬師如来立像(平安中期~室町時代の作・桧の一木造り、高さ63.7cm)。 明治39年に国重要文化財指定を受ける。 木造聖観世音菩薩象は、鎌倉時代の作で桧の寄木造り、県指定重要文化財。 境内には、足手荒神、約300年の歴史をもつ仁王象(石造 高さ2.5m)などがある。
寺内には、妙見宮(八代神社)に付属した神宮寺(明治の神仏分離によって廃寺)の遺品をはじめ、浄心石塔(正平16年(1361))や庚申塔(寛文12年(1672))などの貴重な文化財を所蔵している。
境内には所狭しと多数の建物・石塔・石仏が立っている。皆歴史を感じさせるものである。
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