お寺めぐりの友

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長壽山() 福王寺(ふくおうじ) [未] 日蓮宗

歴史

伊藤氏メモ当寺は、中世(鎌倉時代・室町時代・安土桃山時代)後期の創建と伝えられる。本尊は日親にっしん1407-1488による開眼という。

文禄年間1593-1596諸国巡礼の途中に当地に立ち寄った日源(にちげん)は、村の荒廃ぶりに心を痛め、故郷越前から紙漉き職人をしている一族の者を呼び寄せ、無住となり荒れていた福王寺を再興するとともに、(こうぞ)を原料とした製紙業を始めた。時の領主たちは彼らを保護し、製紙業は九州一円に広まっていった。

福王寺は、その後、荒れ寺となったが、江戸時代中期日修(にっしゅう)により再興され、現在に至っている。

筑後地方の製紙業は昭和47年1972[筑後の手すき和紙]として県の無形文化財に指定された。 溝口地区の共同納骨堂には井上三綱(いのうえさんこう)により日源が人々に製紙業を伝える姿が描かれ、福王寺境内には日源を讃えた碑文と銅像が建てられている。

また、当寺に伝わる『福王寺文書』は、八女の『矢加部家文書』とともに、筑後手すき和紙の歴史を伝えるものとされている。(『筑後市の文化財-平成16年版-』及び ブログ「筑紫次郎の伝説紀行(第248話 日源上人 福王寺と手漉きの紙 福岡県筑後市)」より)()

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