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黄龍山() 東禅寺(とうぜんじ) [東禪禅寺] 曹洞宗

歴史

筑前國続風土記拾遺』巻之29 鞍手郡 上 湯原町の項に下記の記載が見られる。

本村谷に在。 黄龍山と号。 禅宗洞家宗像郡大穂村宗生寺に属す。 天文12年154312月15日桂芳と云僧開基す。

宮若市役所のホームページによれば、 本堂に掛けてある鐘(高さはおよそ1m、最大径はおよそ56cm)は福岡県指定有形文化財(工芸品)(建保3年1215銘)とのことである。 本堂の軒下にそれとほぼ同じサイズの鐘が無造作に架けてあった(下写真を参照)。このことであろうか? (撮影した鐘の面には銘が無い。裏にあるのであろうか?)

山門脇には「名島城裏門を移■ 明治20年4月10日」と書いた石柱がある。

ひとくちメモ

門前は豊な田園地帯、裏手はこんもりと木々の茂った丘。 その丘の中腹に隙間なく石を組み上げた強固な石垣が築かれ、その上に東禅寺は伽藍を構えている。 石垣を築いた職人の魂が伝わってくるようなみごとな石垣である。

山門から眺める田園風景、その先には山々が望める。佳景である。 本堂に向って左手には裏山に通じる石段、その先には小径が続いている。 作者が訪れたのは初秋(9月10日)とはいえ嫌いなヘビがいそうなので登ることは断念。

上と同じ『筑前國続風土記拾遺』の湯原村の項に「(前略)本編に見たる温泉の址。今ハ只一ヶ所のみ残れり。 水中に手を入て試るに(はなはだ)温柔也。盛冬にも氷を結ハすと(いう)(もっとも)も哉。(後略)」とある。 そう言えば、ここより南西2kmほどには脇田温泉がある。

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