お寺めぐりの友

PC版

柳坂山(りゅうばんざん) 永勝寺(えいしょうじ) [永勝禅寺] ★★★ 曹洞宗

歴史

境内の案内板の内容をそのまま記す。

日本三大薬師永勝寺由緒曹洞宗、もと天台宗

天武天皇8年68011月皇后の御病気御平癒を祈願のため薬師寺を建てられた。 ここ永勝寺も勅願所として「宝禄長久万民快楽」を祈願され、3年に1度の星祭りを執行され 七堂伽藍を建立され、36坊を有したと伝えられる。 降って白川天皇はことのほか尊崇され、勅願救国に及んだ。 当時の本坊を禅定本三薬師とあおがれ鎮西一の巨刹として偉容を誇った。

天正15年1587キリシタン大名毛利秀包が当地を領有したとき、堂宇仏像ほとんど放火 に遭ったが、筑後新領主田中吉政の代再興され、 草堂に薬師佛が奉安された。 その後は一薬師堂草庵として村民によって維持されてきたが、その間廃庵となっていたこともあった。 現在の本堂は明治9年、戸長、村民相計って建立したもので、 明治7年に建てられた説教所(この時曹洞宗になる。)を正式に永勝寺として再興発展させたものである。

戦後世相は一変して、檀徒はわずかに十指を数えるのみ。堂宇を始め寺宝五百羅漢など荒廃してみるかげもなくなっていたが、 昭和30年本寺創建1300年忌を期して庫裡を新築した。

寺宝・その他

  1. 薬師如来像本尊で12月8日御開帳
  2. 有馬家寄附の御厨子
  3. 大聖歓喜天
  4. 奈良・平安・鎌倉の古瓦および陶製四耳壺蔵骨器(出土品)
  5. 金剛力士像(文化6年,石造)
  6. 大蔵経六石余巻(明治2年頃、高良山経蔵院から移る)
  7. 柳坂昔物語(江戸期著作)
  8. 柳坂曾根の櫨並木(県指定天然記念物)

「ふるさと歴史をたずねて」より

ひとくちメモ

永勝寺は柳坂の(はぜ)並木を通り、兜山の上り口より100mほど坂道を登った所にある。

山門を通り長い石段を登ると古木の杉木立の中に本堂がある。 その裏手の山には展望所・大師堂・豊作占いかゆ捨て場などなどの施設があり、要所にはふりがな付きの道標(参拝者にはありがたい)も設置されている。 展望所から眺める柳坂の街並の景色は絶景である。

モミジ・イチョウの古木が多数あり、特に紅葉の時期には参拝者で賑わう。 また、境内には数本のケンポナシ(玄圃梨)の木があり、その実を頂いた。お酒に悪酔いしたとき、この実を煎じて飲むとよく効くという。 (本ページの下にその写真を掲載しています。)

永勝寺は毎年11月下旬の2週間は柳坂ハゼ祭実行委員会主催の「柳坂ハゼ祭り」があり、 期間中は庫裏に即席の軽喫茶が設置される。 近隣の檀家さん達総出での接待である。 料金は格安であるのでご利用ください。 作者は生姜湯をいただいた。 念仏3号でのお参りのため寒さで体が震えていたが、このおかげで体がぽかぽかになった。 運がよければ、気さくな和尚のお話が聴ける。

本堂へは山門より長い石段を登っても良いが、山門より少し坂を登ったところから車で近くまで行くことができる。 お年寄り、足など不自由な方はそちらからのほうが良い。

Top