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恵日山() 長勝寺(ちょうしょうじ) [長勝禅寺] 曹洞宗

歴史

筑前国続風土記拾遺』巻之42 裏糟屋郡 下 小山田村の項に下記の記載がある。

長勝寺

村内に在。恵日山と号す。禪宗洞家筵内村醫王寺の末なり。

寺内に観音堂あり。秘佛なり。又古墳あり。 小五輪塔3ツあり。古墳は長勝といへる人の墓なりと云。 当時開基の人の墓なりと云。其性氏未詳。 按に村添薬師堂の裏に古き位牌3ツあり。長松開山無断大和尚 同二世玄恕和尚 同前住林叟金桃和尚と銘せり。 長松開山とあれば、昔は寺号に松の字を書きにしや。

明治13年1880に長勝寺の堀田徳端上人が糟屋北部旧七か村八十八箇所に石仏を安置し、ここを巡礼する発起人となったと言う。 これを"千人参り"というそうである。 千人参りを参照のこと。

ひとくちメモ

長勝寺は古賀市の山裾に伽藍を構えている。周辺はのどかな田園地帯である。

その西隣には福岡県天然記念物の小山田斎宮社叢が鎮座する。 また、さらに西隣には十三仏板碑が発掘された場所がある。

小山田斎宮社叢(おやまださいぐうしゃそう)

長勝寺のすぐ西側に鎮座する。スダジイ・楠・イチカシイなどの巨木が見られる。 下に案内板の内容を記載する。

社叢(しゃそう)は、参道から本殿にかけてと、 本殿裏手の二つ自然群落で、面積2000m2に群生する、 ブナ科スダジイとイチカシイを中心としたもので昭和58年3月、福岡県天然記念物の指定を受けた。

チカシイ(ブナ科コナラ属)の葉の裏には、白褐色の綿毛が密生しており、 他のカシ類とは異なった特徴がある。 境内には、胸高周囲4m、高さ30m、樹齢1000年を超えたものもみられ、 集落に近い平地に残る常緑広葉樹の社叢としてはめずらしい。

古賀市教育委員会


十三仏板碑

小山田斎宮社叢の西側の民家の裏庭にある。 長勝寺前に標識がありそこをたどって行くと、案内板がある。その裏の民家の庭先に安置されている。

写真ではよく見えないが、仏様の線画がきれいに描かれている。写真をクリックして拡大して見てください。

長勝寺へのお参りの時に十三仏板碑への道標を偶然見つけた。案内板はすぐに見つかったのであるが、 実際の場所がわからず、その周囲を20分くらい探し回った。たまたま、十三仏板碑があるお宅の方が出てこられ運良く案内して頂いた。

その方のお話によると、裏庭の祠の石垣が破損が激しかったので掘ってみて偶然発見したとのこと。 お経が刻まれた小石も多数見つかったとのことである。

ご注意:一応その民家の方に一言断って見学してください。


脚注

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